Name (上白石萌音のアルバム)

『name』（上白石萌音のアルバム）

上白石萌音の音楽活動における重要な節目となった作品の一つに、2022年7月13日にユニバーサルミュージックよりリリースされたオリジナルアルバム『name』があります。これは彼女にとって4枚目のオリジナル作品であり、通算では6枚目のアルバムに位置づけられています。また、このアルバムは発売から約2年後の2024年12月4日には、待望のアナログレコード版も発売されることが決定しており、その音楽が新たな形で多くのリスナーに届けられる予定です。

このアルバム『name』には、様々なジャンルで活躍するクリエイターたちが楽曲を提供しており、上白石萌音の多様なボーカル表現を引き出しています。バラエティ豊かな全9曲が収録されており、それぞれの楽曲が持つ個性的な世界観を楽しむことができます。

収録されている楽曲は以下の通りです。

I’ll be there (5:07)
ジェリーフィッシュ (5:08)
チョイス (3:31)
スピン (4:07)
懐かしい未来 (4:37)
愛すべきブルー (4:36)
夕陽に溶け出して (5:04)
Tea for Two (4:04)
* 君の名前 (3:47)

これらの楽曲制作には、豪華なクリエイター陣が参加しています。「I’ll be there」は作詞・作曲をいしわたり淳治氏が、作曲・編曲を末光篤氏が担当。「ジェリーフィッシュ」はATOZI氏が作詞を、金子隆博氏が作曲・編曲を手がけました。MONGOL800のキヨサク氏が作詞・作曲を担った「チョイス」は、Sweet Hollywaiiansの松井朝敬氏が編曲。そして、「スピン」では上白石萌音自身が作詞を手がけ、諸見里修氏が作曲・編曲を担当しています。NHK連続テレビ小説『カムカムエヴリバディ』の主題歌として多くの人々に親しまれた「懐かしい未来」は、森山直太朗氏が作詞・作曲、河野伸氏が編曲を担当。さらに、「愛すべきブルー」は田中敦氏作詞、川上つよし氏作曲・編曲、金子隆博氏編曲による楽曲です。小林武史氏は「夕陽に溶け出して」で作詞、作曲、編曲の全てを担当し、独自の世界観を表現しました。また、スタンダードナンバーである「Tea for Two」は、Irving Caesar作詞、Vincent Youmans作曲の原曲を、小林創氏と須長和宏氏が編曲。そして、「君の名前」は佐藤良成氏が作詞、作曲、編曲の全てを手がけています。

本作は通常盤に加えて初回限定盤もリリースされました。初回限定盤には特典としてDVDが付属しており、合計収録時間〇〇分の映像特典が楽しめます。DVDには、アルバム収録曲の中から「夕陽に溶け出して」と「懐かしい未来」のミュージックビデオが収録されており、楽曲の世界を視覚的に深く味わうことができます。さらに、「夕陽に溶け出して」のミュージックビデオ撮影現場に密着したメイキング映像も収められており、制作の舞台裏を知ることができます。アルバムのジャケット写真やブックレットに使用されたアートワークの撮影風景を記録したメイキング映像も収録されており、作品が完成するまでのプロセスを垣間見ることができます。また、初回限定盤には30ページにわたるミニ写真集も同梱されており、アルバムの世界観をさらに広げる魅力的な特典となっています。

アルバム『name』は、参加クリエイターの多様性とその化学反応、そして上白石萌音自身の表現力が一体となった作品であり、彼女のアーティストとしての多彩な一面が凝縮された一枚と言えるでしょう。

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