Neo culture〜Beyond the world〜

『Neo culture 〜Beyond the world〜』は、日本のヴィジュアル系バンドDが2011年に発表した通算6枚目のアルバムであり、彼らにとって3枚目のフルアルバムにあたります。このアルバムは、Dの音楽性の幅広さと深さを追求した意欲作として、ファンから高い評価を受けています。

アルバムは、初回限定版AタイプとBタイプの2種類でリリースされました。Aタイプには「薔薇色の日々」のプロモーションビデオ（PV）が、Bタイプには「久遠」のPVがそれぞれ収録されています。これらのPVは、Dの楽曲の世界観を映像で表現したもので、視覚的にも楽しめる内容となっています。

収録曲は全12曲で、そのほとんどがボーカルのASAGIによって作詞・作曲されています。RuizaやTsunehitoといったメンバーも作曲で参加しており、Dの音楽性の多様性を示しています。以下に収録曲を列挙します。

1. Follow
2. SIGNAL
3. 桜花咲きそめにけり
4. Schwarzschild(シュバルツシルト)
5. Glacial melt
6. Marine snow
7. Canon Del Colca(カニョン・デル・コルカ)
8. Graveless
9. 空に咲（え）む花、水に棲み地に宿る。
10. 久遠
11. 薔薇色の日々
12. Dearest you

これらの楽曲は、Dの得意とするゴシックな世界観をベースに、クラシカルな要素や民族音楽の要素を取り入れた、バラエティ豊かなサウンドが特徴です。ASAGIの描く耽美的な歌詞と、メンバーの演奏技術が融合し、独特の世界観を創り上げています。

特に、「Schwarzschild」や「Canon Del Colca」といった楽曲は、Dの新たな音楽性の可能性を示唆するものとして注目されました。また、「薔薇色の日々」や「久遠」といった楽曲は、ライブでも定番の曲として、ファンから愛されています。

『Neo culture 〜Beyond the world〜』は、Dの音楽的な進化を示すとともに、彼らの世界観をより深く表現した作品として、Dのファンだけでなく、ヴィジュアル系音楽ファンにとっても聴き応えのあるアルバムと言えるでしょう。

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