Newニンテンドー2DS LL

Newニンテンドー2DS LLの概要

Newニンテンドー2DS LL（ニューニンテンドーツーディーエス エルエル）は、2017年7月13日に任天堂から発売された携帯型ゲーム機です。このモデルはニンテンドー2DSの上位機種であり、平成の最後を飾る任天堂の携帯ゲーム機となりました。主な特徴は、安価な価格設定でありながらも、幅広いソフトウェアと互換性を誇っている点です。また、Newニンテンドー3DS LLから裸眼立体視機能が削除されており、これにより製造コストを抑えた廉価モデルとして位置付けられています。

ハードウェアの変更点

Newニンテンドー3DS LLと比較して、ニンテンドー2DS LLにはいくつかのハードウェア上の変更点があります。まず、スピーカーの位置が上画面横から下画面側に移動しました。また、ストラップホールが廃止され、外側カメラの位置も上画面から下画面に変更されています。内側カメラの位置はヒンジ部分に移動し、HOMEボタンも下画面の左下に設置されています。加えて、3DSカードスロットにはカバーが組み込まれ、バッテリーはユーザー自身では交換できない仕様に変更されました。これにより、microSDカードスロットもユーザーの手の届きにくい場所に配置されています。画面の明るさ自動調整機能や、専用の充電スタンドは廃止され、充電はケーブル接続のみで行うようになりました。

ソフトウェアの互換性

Newニンテンドー2DS LLは、Newニンテンドー3DS、ニンテンドー3DS、さらには前世代機であるニンテンドーDSのソフトウェアを幅広くサポートしています。これにより、様々なゲームを楽しむことができます。また、インターネットブラウザのフィルタリング機能は標準装備されており、安全なウェブブラウジングが可能です。

バリエーション

Newニンテンドー2DS LLは、さまざまなカラーバリエーションが用意されています。2017年7月13日には「ブラック×ターコイズ」と「ホワイト×オレンジ」が発売され、続いて同年10月には「ブラック×ライム」と「ホワイト×ラベンダー」が追加されました。さらに、限定モデルも多く登場しました。例えば、2017年11月17日に発売された「モンスターボールエディション」や「ピカチュウエディション」、さらには『ドラゴンクエストXI』の同梱版など、魅力的なデザインの本体が多彩に揃っています。

結論

Newニンテンドー2DS LLは、手頃な価格で多彩なゲームが楽しめる携帯型ゲーム機として、特にファミリーや限定デザインを好むプレイヤーにとって魅力的な選択肢です。しかし、同機の生産は2020年9月16日に終了が発表され、ニンテンドー3DSシリーズの最後のモデルとなりました。携帯性と充実したゲームライブラリを兼ね備えたこの機種は、任天堂ファンにとって忘れがたい存在です。

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