No.17

アルバム「No.17」概要

小泉今日子の15作目のオリジナル・アルバムである「No.17」は、1990年の7月21日にビクター音楽産業からリリースされました。このアルバムは、彼女の多様な音楽スタイルを表現し、聴く人々に新たな魅力を伝える作品となっています。アルバム全体を通して、様々な楽器の使用や編曲手法が工夫され、新旧の音楽が融合することで、特有の音楽的な深みを生み出しています。

収録曲

アルバムには、以下の14曲が収められています。特に、小泉今日子自身が歌詞を手掛けており、楽曲のプロデュースや編曲は、藤原ヒロシやASA-CHANGといった著名な音楽家たちによって行われています。

1. 23rd Memories (Instrumental)
2. いつか きっと
3. La La La…
- 30thシングル。
4. Heaven
- 丘を越えて
- プロデュース：藤原ヒロシ・ASA-CHANG
- 作曲：青木達之・林昌幸、編曲：東京スカパラダイスオーケストラ
- 本作のリリース後に31stシングルとしてシングルカットされました。
- マツダ・オートザムレビューのCMソングとしても知られています。
5. Heavenly Guitar (Instrumental)
- 作曲：屋敷豪太
6. あたしのロリポップ
- プロデュース：藤原ヒロシ・ASA-CHANG
- 作詞：Johnny Roberts、訳詞：ウッディー川勝
- 作曲：Moris Levy、編曲：東京スカパラダイスオーケストラ
- 元々は1956年にBarbie Gayeがリリースした「My Boy Lollipop」のカバーです。
7. Eastern Jungle (Instrumental)
- 作曲：屋敷豪太
8. ドライブ
9. 夜
10. Lizzie Tears Thang (Instrumental)
11. No No No
12. HOW R U? (Instrumental)
- 作曲：藤原ヒロシ
13. mother MARIA
14. Jungle Fever
15. 涙の行方
- プロデュース：藤原ヒロシ・ASA-CHANG
- 作曲：林昌幸、編曲：東京スカパラダイスオーケストラ
16. グッド・バイ・マイ・ラブ
- 作詞：なかにし礼、作曲：平尾昌晃
- 1974年にアン・ルイスがリリースした同名曲のカバーです。

音楽制作陣とクレジット

このアルバムは、以下の音楽制作陣によって支えられています。録音はBenny Hillや屋敷豪太、さらに高田英男や秋元秀之といった技術者が参与し、ミキシングに関しては藤原ヒロシと屋敷豪太が担当しました。また、マスタリングには川崎洋が関与しています。

アルバム「No.17」は、小泉今日子の音楽活動の中でも重要な位置を占めており、聴く人々に彼女のアーティストとしての成長を感じさせる一枚となっています。多様な楽曲と、プロデューサーたちの巧妙なアレンジが融合した本作は、リスナーにとってまさに新たな発見の場ともなるでしょう。

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