NoGoD

NoGoD (ノーゴッド)

概要

NoGoDは、日本のヴィジュアル系ヘヴィメタルバンドであり、2005年に結成された。彼らの特徴的なスタイルは、団長とアキを中心として「神の啓示を受けた団長が使徒を招集し、偶然結成された」という設定に基づいている。バンドのライヴは「布教」であり、ファンは「信者」、楽曲は「教え」と呼ばれ、宗教的な要素が強調されている。独特な白塗りメイクや神の手を模した左手、マイクを聖書に挟むスタイルによって、彼らは「宗教団体」としての演出を行い、音楽とエンターテインメントを融合させた『新興宗教楽団NoGoD』という独自の世界観を確立した。

メジャーデビュー後も「布教」や「信者」といった用語は使われ続け、バンド名の「NoGoD」は「信じるものがあればそれが神になり、何も信じられなくても私たちがあなたの神になる」という意味が込められている。実際には宗教や無神論とは無関係であり、団長は無神論者である事を公言している。

音楽スタイル

NoGoDの音楽スタイルは、HR/HMを基盤として、ロック、プログレ、フュージョン、エモ、ファンク、ジャズ、ポップスといった多様なジャンルを取り入れている。団長は「メッセージソングをやりたかった」と語っており、日本語の歌詞にメッセージ性が強く表現されることに強くこだわっている。

来歴

NoGoDは2005年に活動を開始し、様々なメンバーチェンジを経て、正式メンバーであるギターのKyrie、ベースの華凛、ドラムスのKによってサウンドが形作られた。2006年にはミニアルバム『天罰円盤』をリリースし、初のワンマンライヴを成功させた。

2007年にはシングル「アトリア」をリリースしたが、同月にオリジナルメンバーであったアキが脱退。新メンバーShinnoが加入し、現体制が固まり、バンドは近年の活動を加速させる。2008年にはファーストアルバム『夢幻教』を発表し、全国ツアーも展開した。

2009年にはセカンドアルバム『極彩色』をリリースし、国際的な評価を受けながらメジャーデビューへの道を進んでいく。2010年にはキングレコードと契約し、バンド名を「NoGoD」に統一した後、全国ツアーを開催し、ファンの支持を得た。

メンバー

• - 団長（ボーカル）: バンドの創設者であり、メッセージ性の強い歌詞の作成に重きを置いている。
• - Shinno（ギター）: 透明感のある音作りで知られ、精緻なライブプレイが求められる。
• - K（ドラムス）: 変拍子を得意とし、激しいドラミングでバンドのリズムを支える。
• - hibiki（ベース）: 2022年に正式加入し、高い演奏技術を持つ。

現状と未来

最近の活動では、2020年に結成15周年を迎え、特別なツアーを予定していたが、新型コロナウイルスの影響で多くの公演が中止となった。2021年からは無観客ライブや小規模な公演を通じて、新たな試みを行い、ファンとの繋がりを維持している。

2024年には、爆破予告が発生したため、ライブが中止となったが、NoGoDはファンの安全を優先し、今後も活動を継続していく方針を示している。彼らは、音楽とエンターテインメントを融合させ、新たな創造を目指して前進していくであろう。

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