O2Jam

『O2Jam』（オーツージャム）は、韓国で開発されたオンライン音楽ゲームです。2003年にPC版がリリースされて以来、その独特なゲーム性と音楽性で、多くのプレイヤーを魅了してきました。開発はO2Mediaが担当し、当初はMgameが運営を行っていましたが、2006年12月1日に契約が終了し、O2Mediaが運営を引き継ぎました。その後、O2Mediaの経営破綻により、2008年2月からはNowcomが運営と開発を担うことになりましたが、2012年5月30日をもってサービスは終了しました。しかし、2013年1月にはNowcomがO2Jamの権利をMOMOへ譲渡しており、現在では新たな展開が期待されています。

日本においては、ガマニアが運営を行っていましたが、2007年5月31日にサービスを終了しており、現在日本でのサービスは行われていません。

ゲームシステム

O2Jamの課金形式は、基本プレイは無料ですが、楽曲を購入することで、その楽曲をほぼ無制限にプレイできるというものです。楽曲は、無料のものと有料のものに分かれており、お気に入りの楽曲をコレクションしていく楽しみもありました。ただし、対戦モードでは、対戦するプレイヤー全員が同じ楽曲を所有している必要がありました。楽曲の購入には「GASHポイント」という専用のポイントが必要で、プリペイド決済、プロバイダー決済、クレジットカード決済、コンビニ決済など、多様な方法でポイントを購入することができました。 また、キーボードのキー設定も自由に変更でき、初期設定ではS,D,F,spacekey,J,K,Lが使用されていましたが、自分に合ったプレイスタイルでプレイすることができました。

ゲームの特徴

O2Jamの最大の特徴は、7つのラインにノートが降ってくる7Keyシステムを採用している点です。さらに、ロングノート（LN）と呼ばれる、長押しが必要なノートが他の同種のゲームと比較して多く、ゲームの難易度を押し上げていました。そのため、他のオンライン音楽ゲーム（DJMAXなど）と比べると、難易度は高めでしたが、その分、やりごたえがあり、上級者のプレイヤーからの支持を集めていました。

一方で、中国版のO2Jamにおいては、BMS（Be-Music Source）や本家beatmaniaの楽曲を無許可で使用するといった問題も発生し、著作権に関する問題も抱えていました。

シリーズ作品

O2Jamは、PC版のリリース以降、様々なプラットフォームでシリーズ作品を展開してきました。以下が主なシリーズ作品です。

O2Jam (2003年6月29日、PC)
O2Jam Analog (2011年7月、Android)
O2Jam U (2012年5月、iOS、Android)
O2Jam S (2012年6月、iOS)
* O2Jam Online (2023年、PC)

このように、O2Jamは、PC版から始まり、スマートフォンアプリ、そして再びPCへと、時代に合わせた形で展開を続けています。


2023年には、O2Jam Onlineがリリースされ、再び多くのプレイヤーがその魅力に触れる機会を得ています。長年の歴史の中で、様々な変遷を辿ってきたO2Jamですが、その音楽性とゲーム性は、今もなお多くの人々を惹きつけています。

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