OMG! オー・マイ・ガール

OMG! オー・マイ・ガール



『OMG! オー・マイ・ガール』(泰題: OMG! รักจังวะ..ผิดจังหวะ ,英題: OMG! Oh My Girl)は、タイのロマンティック・コメディ映画。

概要



本作は、Thitipong Kerdtongtaweeが監督を務め、Hello Filmmakerが製作、GDHが配給を担当。主演はWongravee NateetornとPleanpichaya Komalarajun。

タイでは2022年10月27日に劇場公開され、姉妹から恋愛テクニックを教え込まれるも、自身には全く役立てられない主人公が、モテるものの良い関係を築けない女性を一途に愛する姿を描いている。

あらすじ



物語は、主人公ガイの友人ピンが、ガイから伝授された告白方法を使ってジューンと付き合い始めたことから始まる。実はジューンは、ガイが密かに想いを寄せていた相手だった。

ジューンは、容姿端麗で男子への対応も良く、多くの男性からアプローチを受ける存在。しかし、その事が周囲の女性から反感を買い、男性への対応も「お高くとまっている」または「八方美人」と捉えられ、まともに付き合えた相手はほとんどいなかった。

ガイがジューンを意識し始めたのは大学3年の時。偶然落ちてきた1000バーツ札を拾おうとした際、互いの手が触れ合ったのがきっかけだった。先に札を掴んだものの、触れたことで思わず手を引いたガイと、遅れて札を掴んだジューンは、500バーツずつ分け合い、ジューンが50バーツのタピオカミルクティーを奢ることで手打ちにした。この出来事が、2人が友人となるきっかけとなる。

ピンとジューンが付き合い始めた後、別の友人ターと酒場で飲んでいたガイは、ジューンが自身の恋愛アドバイスに興味を持っていることを知る。ガイは、3姉妹を含む4人兄弟の唯一の男子として育ち、姉妹から女性の心理を学んだことで、友人から「恋愛マスター」と呼ばれるほどだった。その知識は、レディーファーストの作法から、Facebook Messengerでの効果的な話題の振り方、寝ている女の子への気の利いた落書きなど多岐にわたる。姉妹からは、初デートには水族館が良いというアドバイスすら受けていた。しかし、皮肉なことに、ガイ自身は恋愛で成功することが少なかった。

ジューンに、道路を渡る際のエスコートを利用して相手の急所に触れる方法を教えたガイ。ジューンを諦めようとした彼は、横断歩道でその方法を同級生のパティに使い、付き合うことに成功する。

一方、ピンとジューンは些細なことで喧嘩を繰り返し、別れと仲直りを繰り返していた。女友達がいないジューンは寮友のレックスにしか相談できず、ガイに相談するも、ジューンを好きなガイはまともなアドバイスができず、彼女の変顔を撮影して雰囲気を悪くしてしまう。しかし、その後ジューンはターからガイの面白い写真をもらい、互いに写真のやり取りをするうちに仲良くなる。2人はライブ会場に他人を装って潜り込み、密かに見つめ合って楽しむが、それをピンに見つかり浮気を疑われる。

ピンとジューンの関係が悪化したことに気づいたガイは、パティと別れ、ジューンと付き合おうとするが、ピンはジューンと復縁していた。さらに、ピンはガイがジューンを好きだったことに気づき、ガイを嫌うようになる。その後、様々な出来事があり、最終的に、ガイはジューンへの想いを伝えることができるのか。そして、2人の関係はどうなっていくのか。

登場人物



ガイ (กาย): Wongravee Nateetorn演。映像関係の仕事を目指す大学生。恋愛マスターと呼ばれるが、自身の恋愛はうまくいかない。
ジューン (จูน): Pleanpichaya Komalarajun演。美貌と人当たりの良さでモテるが、女性からの評判は悪い。自分の得意分野を見つけられずにいる。
ピート (พีท): Pachara Chirathivat演。ガイたちの行きつけの酒場で演奏するミュージシャン。女性にモテるが、ゲイを装って断っている。実は裕福な家庭の息子。

音楽



劇中音楽はJITIVIことJitivi Banthaisongが作曲。挿入歌はSTAMPとChristopher Chu、主題歌はBOWKYLIONとTHE TOYSが担当。

公開



タイ本国での公開後、ベトナム、インドネシア、マレーシアなど東南アジア各国でも公開。NETFLIXでも配信されている。日本では劇場公開されていないが、大阪アジアン映画祭で上映された。

日本語版



NETFLIX配信タイトル:「オー・マイ・ガール ~なんで今なの!?」
字幕作成:斉藤 梨沙

外部リンク



OMG! オー・マイ・ガール - IMDb(英語)

もう一度検索

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。