ORANGE (河村隆一のアルバム)

河村隆一の代表作『ORANGE』：10周年イヤーを彩るバラエティ豊かな楽曲たち

2007年6月20日、コロムビアミュージックエンタテインメントより河村隆一の4作目のオリジナルアルバム『ORANGE』がリリースされました。ソロデビュー10周年イヤーの幕開けを飾る、3年ぶりのオリジナルアルバムとなる本作は、河村隆一自身の作詞作曲による楽曲を中心に、豪華アーティスト陣の参加によって彩られたバラエティ豊かな作品となっています。

アルバム『ORANGE』は、河村隆一が長年培ってきた音楽性と、新たな挑戦が融合した、まさに集大成と言える一枚です。聴く者の心を掴むメロディーライン、繊細で力強い歌声、そして多様なアレンジは、彼の音楽的才能を余すことなく表現しています。

楽曲解説

アルバムには全12曲が収録されており、それぞれの楽曲が異なる魅力を放っています。以下、代表的な楽曲について解説します。

Landscape：葉山拓亮氏が作詞・作曲・編曲を手掛けた、アルバムの幕開けを飾るのにふさわしい壮大な楽曲。美しいメロディーとアレンジが、聴く者の心に広がる風景を鮮やかに描き出します。

誰の為でもなく君に…：河村隆一の作詞作曲による、切ないラブソング。田屋雅章氏が編曲、葉山拓亮氏がストリングスアレンジを担当し、楽曲に深みを与えています。ストリングスの美しい音色が、歌声と見事に調和した名曲です。

メルカトルの子孫：河村隆一作詞作曲による、独特の世界観を持つ楽曲。田屋雅章氏の編曲によって、楽曲の持つ不思議な魅力が最大限に引き出されています。

J.E.1960, Timepieces, 恋する花びら, Profile：葉山拓亮氏が編曲を担当した4曲。それぞれの楽曲が持つ個性を際立たせる、洗練されたアレンジが光ります。

もう僕は：吉田美智子氏が作詞を手掛けた楽曲。河村隆一の歌声と、田屋雅章氏による編曲、葉山拓亮氏によるストリングスアレンジが織りなすハーモニーは、聴く者の心に深く響きます。

Sunset：INORAN氏が作曲と編曲を手掛けた、夕焼けを思わせる美しいメロディーが印象的な楽曲。INORAN氏独特のセンスが光る、アルバムの中でも異彩を放つ1曲です。

* 飛べない鳥, 夏に降る雪：田屋雅章氏が編曲を担当した楽曲。力強いアレンジが、楽曲の持つメッセージをより強く印象づけます。

『ORANGE』は、河村隆一の音楽的成長と、アーティストとしての成熟が感じられる、まさに彼の代表作と言えるアルバムです。10周年という節目を迎えた彼だからこそ生み出せた、深みのある楽曲の数々は、聴く者に感動と共感を呼び起こします。このアルバムは、河村隆一の音楽を愛する者にとって、まさに必聴の1枚と言えるでしょう。

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