OTs-12

OTs-12 "ティス"とは

OTs-12 "ティス"（ロシア語: ОЦ-12 «Тисс»）は、1990年代にロシアで特殊部隊向けに開発されたアサルトカービンである。

開発の経緯

OTs-12は、V.N.テレシャとYu.B.レベデフの開発チームによって、AKS-74Uをベースに開発された。開発は1990年代初頭に完了し、1993年にはTsKIB SOO（中央設計調査局スポーツ狩猟兵器）にて約100挺が試験的に生産され、一部が内務省の法執行機関に試験的に配備された。

OTs-12は、消音性に優れる亜音速弾である9×39mm弾を使用することから、内務省などの特殊部隊向けに開発された。しかし、1991年のソビエト連邦崩壊による財政難の中、採用するほどの必要性が認められず、どの機関にも正式採用されることなく開発・生産は終了した。

しかし、OTs-12をベースに、後にOTs-14 "グローザ"が開発されている。OTs-14は内務省の特殊部隊を中心に広く採用され、現在も使用されている。

構成

OTs-12は、AKS-74Uをベースにしており、使用弾薬を9×39mm弾に変更している。また、照準線を延長し、精度を向上させる目的で、リアサイトはフロントトラニオン上部からレシーバーカバー後端まで下げられている。

グリップ、折りたたみ銃床、ハンドガードはAKS-74Uからそのまま流用されているが、銃口はAKS-74Uのフラッシュハイダーから、よりシンプルな設計の円柱状のフラッシュハイダーに変更された。

マガジンは新規開発された金属製20連マガジンを使用し、これは後年のOTs-14などに共通で流用できる。

スペック

使用弾薬: 9x39mm
全長: 不明
重量: 不明
銃身長: 不明
装弾数: 20発

参考文献

https://dzen.ru/a/YFATyWyGHwEHLHo_
https://dzen.ru/a/WwYF8p1cs23BUOKO

関連項目

AKS-74U
* OTs-14 "グローザ"

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