Official髭男dism one - man tour 2021-2022 - Editorial -

「Official髭男dism one - man tour 2021-2022 - Editorial -」（オフィシャルひげだんディズム・ワンマンツアー・２０２１・２０２２・エディトリアル）は、日本の人気バンド、Official髭男dismが2021年から2022年にかけて実施した全国アリーナツアーです。2021年9月4日に幕を開け、翌2022年 4月17日まで、約8ヶ月間にわたって開催されました。

このツアーは、Official髭男dismにとって、2019年秋から2020年初頭に行われたホールツアー「Official髭男dism Tour 19/20 - Hall Travelers -」以来、およそ1年半ぶりのライブツアーとなりました。全国20会場で合計51公演が行われるという、バンドにとって過去最大規模のツアーとなりました。セットリストは、同時期にリリースされた彼らのアルバム『Editorial』からの楽曲を中心に構成され、多くのファンを熱狂させました。

ツアー開催までの経緯

本ツアーの開催には、新型コロナウイルス感染拡大の影響が深く関わっています。元々、Official髭男dismは2020年3月から6月にかけて、バンドとして初のアリーナツアー「Official髭男dism Tour 2020 - Arena Travelers -」を11会場28公演で開催する予定でした。しかし、新型コロナウイルスの感染拡大を受け、2020年4月にこの「Arena Travelers」ツアーの全公演延期が発表されます。これにより、バンドは1年以上にわたり、有観客での大規模なライブツアーを実施できない状況が続きました。

困難な状況の中、2021年4月18日にファンクラブ限定のオンラインライブ「Official髭男dism FC Tour Vol.2 - The Blooming Universe ONLINE -」が開催されました。この配信ライブの中で、およそ1年4ヶ月ぶりとなる有観客ライブの再開と、バンド史上最大規模となる新たなアリーナツアーの開催が発表されました。これが「Official髭男dism one - man tour 2021-2022 - Editorial -」の計画開始となります。

新しいツアーのチケット販売に際しては、まず延期となった「Arena Travelers」ツアーのチケットを持っていた方を対象とした振替公演への受付が2021年5月1日から開始されました。その後、7月13日からは新規のチケット購入希望者向けのファンクラブ先行販売が行われました。

ツアーは当初の計画通り進められましたが、一部変更も生じました。開始直後の2021年9月7日には、同月18日から20日にかけて予定されていた盛運輸アリーナ（青森県営スケート場）での3公演の中止が発表されました。一方で、その後の公演は順調に進み、2021年10月12日には、翌2022年3月のさいたまスーパーアリーナ公演3回分と4月の松江市総合体育館公演1回分の、計4回分の追加公演が発表され、より多くのファンがライブを体験できるようになりました。

関連作品

このツアーの模様は、後に音源および映像作品としてリリースされました。

音源化作品

「Official髭男dism one-man tour 2021-2022 -Editorial- @SAITAMA SUPER ARENA」（オフィシャルひげだんディズム・ワンマンツアー・２０２１・２０２２・エディトリアル・アット・サイタマスーパーアリーナ）は、2022年 10月5日にリリースされたOfficial髭男dismの2枚目のライブ・アルバムです。この作品には、2022年3月21日にさいたまスーパーアリーナで行われた公演の一部のライブ音源が収録されています。

映像化作品

音源作品と同日、同じタイトルの「Official髭男dism one-man tour 2021-2022 -Editorial- @SAITAMA SUPER ARENA」として、2枚目のライブDVD（およびBlu-ray）も2022年 10月5日にリリースされました。こちらも2022年3月21日のさいたまスーパーアリーナ公演でのライブパフォーマンスが全編または主要部分にわたり映像化されています。

このツアーは、コロナ禍という困難を乗り越え、バンドとファンにとって待望の再会を果たす場となり、Official髭男dismのライブバンドとしての実力を改めて示す機会となりました。

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