Oh!診

『Oh!診』の概要と番組内容

『Oh!診』（オー! しん）は、日本テレビ系列で1995年4月7日から1997年2月28日まで放送された、医療情報に特化した番組です。本番組は、毎週金曜日の午前11時に放送され、日本医師会や製薬メーカーが協賛していました。また、衛星放送のncn日本テレビケーブルニュースでも時差ネットで視聴可能でした。

番組の特長

従来の医療番組とは異なり、『Oh!診』ではオールロケを基本とし、動物園や遊園地、テーマパーク、また花畑などの屋外にMC席を設置しました。このユニークなスタイルにより、医療情報を視聴者に親しみやすく提供することを目的としていました。また、番組は最新の医療トピックや視聴者からの質問に応えるコーナー、さらには“往診”という大胆な発想を取り入れた内容を展開し、バラエティ番組の要素も取り入れられていました。

番組名は「OH」と「往診」をかけ合わせたものであり、視聴者との距離を縮める斬新な試みがなされていました。司会にはタレントの高見知佳とアナウンサーの平川健太郎が起用され、専門の医師4名（通称：Oh!診ドクター四天王）が週替わりで出演しました。医師たちは、視聴者の自宅に訪問し、今後の健康法についてアドバイスを行い、一緒に学ぶ企画が展開されました。

放送内容と構成

オープニングは「Oh!診チェック」と呼ばれる健康チェックのコーナーから始まり、10か所の健康ポイントをチェックする内容でした。基準に応じて「健康そのもの」「要注意」「危険信号」という評価が下され、健康に関するアドバイスが提供されます。さらに、「SOSクリニック」では、「心のトラブル」や「赤ちゃんの病気」「夏風邪」「耳鳴り」など、週ごとに特定のテーマを理解するための情報が放送されます。このコーナーでは、視聴者から寄せられた健康に関する疑問や質問にも対応しました。

音楽面では、小原孝によるピアノ曲「猫ふんじゃった」が使用され、放送中のナレーションやエンディング時に流れていました。

最終回と今後の展望

最終回では、放送回数がちょうど100回に達し、テーマは「心のトラブル」が取り上げられました。司会の二人と最終回のゲスト医師が、視聴者へ感謝の気持ちを込めたエンディングを迎え、番組は幕を閉じました。なお、次番組『からだ元気科』では、過去の番組内容を振り返る特集が組まれましたが、『Oh!診』についての触れられることはありませんでした。

協賛と制作

本番組は、日本医師会をはじめとする様々な製薬会社が協賛したことで成立しており、番組内で流れるCMは毎回変わる協賛社の内容を紹介していました。制作面では、著名なスタッフが集結し、医療情報の視聴者への普及を支えました。

『Oh!診』は、そのオリジナリティあふれるスタイルと、視聴者参加型の企画で、視聴者に親しまれながら、医療への理解を深める貴重なプラットフォームとなっていました。

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