Omoinotake

Omoinotake（オモイノタケ）

Omoinotakeは、2021年にメジャーデビューを果たした日本のスリーピースバンドです。彼らの音楽は、ソウルミュージック、R&B、ヒップホップ、そしてブラックミュージックの影響を受けており、独自のサウンドを構築しています。バンド名の由来は、ベース担当の福島智朗が大切にしている「思いの丈」という言葉から来ていますが、漢字ではなく英字表記にした理由は、その重みを軽減するためです。

結成と活動の歩み

Omoinotakeは2012年に島根県松江市出身の3人、藤井怜央（ボーカル＆キーボード）、福島智朗（ベース）、冨田洋之進（ドラム）によって上京後に結成されました。彼らは渋谷を中心に活動を開始し、路上ライブでは最高で500人以上の観客を集めることもありました。その後、Official髭男dismに続く注目のバンドとしてメディアでも取り上げられるようになります。

初の作品は2017年にリリースした1stフルアルバム『So far』で、その後も1stミニアルバム『beside』や2ndミニアルバム『Street Light』を発表しました。2019年には初の配信限定シングル「惑星」をリリースし、2020年には3rdミニアルバムの表題曲「モラトリアム」が映画『囀る鳥は羽ばたかない The clouds gather』の主題歌に選ばれました。

メジャーデビューとその後

2021年9月、MBS/TBS系アニメ『ブルーピリオド』のオープニングテーマ「EVERBLUE」を発表し、正式にメジャーデビューを果たしました。同年11月17日にはEP『EVERBLUE』をリリースし、その後の幅広い活動にもつながります。

2022年2月には映画『チェリまほ THE MOVIE』の主題歌「心音」をリリースし、NHK「あさイチ」への出演も果たしました。7月には「空蝉」をリリースし、公開から10日で100万回再生を達成。12月には2nd EP「Dear DECADE,」を発表し、結成10周年を祝う特別な作品として知られています。

2023年、Omoinotakeは『Omoinotake SPECIAL LIVE 2023 “SUEHIROGARI”』を開催し、成功を収めました。そして9月6日にはメジャー1stアルバム「Ammolite」をリリース。このアルバムは「踊れて泣ける」をテーマにしており、音楽メディアから高い評価を受けています。さらに、2024年にはTBS系火曜ドラマ『Eye Love You』の主題歌「幾億光年」をリリースし、バンドの代表曲に成長しました。

メンバーについて

Omoinotakeは3人で構成されており、それぞれユニークなバックグラウンドを持っています。藤井怜央はボーカルとキーボードを担当し、多くの楽曲の作曲も手がけています。彼はファルセットボイスが特徴で、音楽的なルーツとしてHAWAIIAN6やHi-STANDARDなどを挙げています。福島智朗はベースを担当し、作詞を多く担当しています。冨田洋之進はドラムを担当し、ジャズに影響を受けた背景を持つドラマーです。

彼らは同郷のOfficial髭男dismと親交があり、メジャーデビューにあたっては彼らからの祝福のコメントも寄せられました。バンドのスタイルとして、ギターを加えずに3人でのサウンドを大切にしており、そのアイデンティティを守っています。

Omoinotakeの音楽と活動は、これからも多くのファンを魅了し続けていくことでしょう。

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