Outlook.com

Outlook.comとは

Outlook.comは、マイクロソフトが提供するWebメールサービスであり、Hotmailの後継として2013年2月に正式に開始されました。Metro design languageを採用し、Outlook desktop softwareのインターフェイスを模倣したデザインが特徴です。

主な機能

Outlook.comは、他の主要なWebメールサービスと同様に、Ajaxのプログラミング手法を用いており、主要なブラウザに対応しています。以下に主な機能を紹介します。

• - Active view: メール内のコンテンツを直接操作できる機能。YouTubeビデオの閲覧や、United States Postal Serviceの配送状況の追跡などが可能です。
• - Office Onlineとの統合: Word、Excel、PowerPointのドキュメントを閲覧・編集できます。添付ファイルを直接ブラウザで開いたり、OneDriveに保存したりできます。
• - 会話スレッド: 同じスレッドのメールをまとめて表示し、会話の流れを追いやすくします。
• - Sweep: 大量のメールを削除したり、特定のフォルダに移動させたりできます。設定を記憶させて、将来のメールにも適用できます。
• - クイックビューとワンクリックフィルター: 添付ファイルや未読メールなどでフィルタリングできます。
• - エイリアス: 複数のメールアドレスを作成し、管理できます。
• - カテゴリ: メールや送信者をグループ分けし、管理できます。
• - インスタントアクション: マウスオーバーで表示されるボタンで、メールの操作を素早く行えます。
• - シングルユーズコード: 共用コンピュータでのサインイン時に、パスワードの代わりに使用できる一時的なコードです。

独自の機能

Outlook.comには、他のWebメールサービスにはない独自の機能が多数搭載されています。これらの機能により、ユーザーはより効率的にメールを管理し、活用することができます。

セキュリティ

DMARCという仕様を採用し、メール送信やExtended Validation 証明書のセキュリティを強化しています。しかし、エドワード・スノーデンの告発によると、NSAが盗聴のために暗号を回避していたという情報もあります。

Skypeとの統合

Skypeデスクトップクライアントを使わずにSkypeを使用したビデオ通話が使用可能になる予定です。

歴史

2012年7月31日にベータ版が公開され、2013年2月13日に正式版となりました。HotmailユーザーはOutlook.comに移行し、Hotmailのアドレス、パスワード、メールなどを保持したまま利用できるようになりました。

関連項目

• - Microsoft アカウント

批判点

当初はIMAPに対応していなかったため批判がありましたが、2013年9月12日にIMAPをサポートしました。

Outlook.comは、多機能で使いやすいWebメールサービスとして、多くのユーザーに利用されています。

もう一度検索