P-kiesワンダーランド

P-kiesワンダーランドについて

1998年夏、フジテレビは屋外イベント「P-kiesワンダーランド」を開催しました。このイベントは、人気子供番組『ポンキッキーズ』の特別な催しとして企画され、合計52万人以上の観客を動員しました。開催地は東京臨海副都心にある青海Q区画およびフジテレビ本社屋の一部で、子供たちや家族が楽しめる多彩なアトラクションやステージイベントが用意されました。

イベントは『ひらけ!ポンキッキ』の25周年と『ポンキッキーズ』の5周年を祝うものであり、さらにフジテレビの開局40周年（1999年3月）に先立つ記念行事でもあります。特に印象的なのは、イベントのテーマソングとして石井竜也が製作した「花まつり」です。この曲は、1998年5月から9月頃に放送された『ポンキッキーズ』内で「BON-DANCE」として紹介され、多くのファンに親しまれました。また、イベントに合わせて全国キャラバンも展開され、地方の子供たちにもその楽しさが広まることとなりました。

さらに、イベントのハイライトの一つとして、ガチャピンが宇宙ステーション・ミールに向かう企画がありました。このプロジェクトにより、「P-kiesホール」から定期的にテレビ電話で宇宙の様子が中継される予定でしたが、通信技術やスケジュールの兼ね合いで、数回しか実施できませんでした。

アトラクションとエンターテインメント

「P-kiesワンダーランド」では、様々なアトラクションが用意されていました。特に「P-kiesホール」では、日々数回のミニコンサートが催され、番組の人気キャラクターたちや当時のアーティストが登場しました。さらに、「コニーズタウン」は、CGアニメ『コニーズタウン』に登場するキャラクター、コニーちゃんの家を実物化したものであり、子供たちはその中を見学することができました。このように、各アトラクションは子供たちにとって楽しい体験を提供しました。

また、たくさんの観客が訪れる中、魅力的なコンテンツやサプライズの数々が用意されていた点も魅力的でした。たとえば、スケジュールによっては石井竜也自身が登場して直接観客と交流することもありました。

イベントのその後

「P-kiesワンダーランド」は、その後もお台場地区でのイベントの一部として語り継がれます。開催地となった青海Q区画は、2003年から2008年には「お台場冒険王」などのイベントが行われた特設会場として利用されました。

最後に、2007年に東京都港湾局が土地の売却を行った結果、2012年にダイバーシティ東京が開業することに繋がりました。このように、「P-kiesワンダーランド」は一時的なイベントでありながら、東京のオフィスエリアにおける地域づくりにも影響を与える重要な役割を果たしました。多くの人々の記憶に残る楽しい思い出となったことは間違いありません。

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