PAC-Match Party

2010年 6月24日、バンダイナムコゲームスのアメリカ子会社であるNamco Networks America Inc.からiOS向けにリリースされたパズルゲーム、『PAC-Match Party』。本作は、世界中で愛されるキャラクター『パックマン』の生誕30周年を記念して制作された作品の一つとして登場しました。ジャンルとしては、同じ種類の絵柄を縦または横に3つ以上揃えて消していく「マッチ3ゲーム」に分類されますが、『パックマン』ならではの要素が随所に盛り込まれており、単なるマッチ3パズルにとどまらないユニークなゲーム体験を提供します。

ゲームシステム

プレイヤーは、パズル盤面に配置されたパックマンシリーズでおなじみのキャラクターたち（モンスター、ギフトボックス、ケーキ、チェリーなど）を操作し、同じキャラクターを3つ以上隣接させて消去します。キャラクターが消えると、その下にあるタイルも同時に消えていきます。このゲームの目的は、画面上に敷き詰められた全てのタイルを消し尽くすことで、それにより次のレベルに進むことができます。しかし、同じ場所のキャラクターばかりを消していても全てのタイルを消すことは難しく、盤面全体を効率的に見てプレイする必要があります。もし、盤面に消せる組み合わせが無くなってしまった場合は、自動的にキャラクターの配置がシャッフルされ、ゲームが進行不能になる心配はありません。

盤面のサイズは、プレイするデバイスによって異なります。iPhoneやiPod touch版では8マス×5マス、iPad版（『PAC-Match Party HD』）ではより広い8マス×10マスの盤面でプレイできます。ゲームは全30レベルで構成されています。

特徴的な要素

本作の最大の特徴は、パズルプレイと『パックマン』のアイコンである追いかけっこ要素が融合している点です。パズル盤面の周囲には、パックマンとモンスターの姿が描かれたコースがあり、プレイヤーがパズル盤面内のキャラクターを消すたびに、パックマンがこのコース上を進んでいきます。一方、モンスターは時間経過と共にパックマンに向かってきます。もしモンスターにパックマンが追いつかれてしまうと、ゲームオーバーとなります。この常に迫りくるモンスターの存在が、パズルプレイに緊張感とスピード感を加え、単調になりがちなマッチ3パズルに戦略的な要素をもたらしています。

また、パズル盤面に登場するケーキも特別な役割を持っています。パズル盤面の外にあるコース上のパックマンがケーキのシンボルを食べると、パズル盤面内にある同じ柄のケーキのキャラクターが全て連動して消滅します。これにより、盤面の状況が一気に変化し、新たな組み合わせや戦略が生まれることがあります。

アイテム

パズルプレイ中にギフトボックスのキャラクターを揃えて消すと、ゲームを有利に進めることができる様々なアイテムを入手できます。入手したアイテムは画面右側に最大6つまでストックすることができ、プレイヤーはいつでも好きなタイミングで使用できます。これらのアイテムを効果的に使うことが、難易度の高いレベルをクリアする鍵となります。

パックマン: パワーエサを食べた状態のパックマンを盤面に配置し、一筆書きのように動かして触れたマス上のタイルを消すことができます。イジケモンスターを連続して倒すと、得点が大幅に増加します。
スクランブル: 盤面上の全てのキャラクターの配置をランダムにシャッフルし、新たな組み合わせを探しやすくします。
矢印: 縦、横、十字の3種類があり、それぞれ選択したマスを含む列、行、または十字の範囲にある全てのマスを消す強力なアイテムです。
チェリー爆弾: 盤面上の任意のマスを選択すると、そのマスと同じ柄のキャラクターが盤面全体から全て消滅します。
* タイル爆弾: 指定したマスを中心とした3マス×3マスの範囲内の全てのマスを爆破して消します。

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