PAGES (アルバム)

Sexy Zone 6thアルバム『PAGES』：充実の楽曲とメンバーの個性が光る作品

2019年3月13日、ポニーキャニオンよりSexy Zoneの6作目となるオリジナルアルバム『PAGES』がリリースされました。前作『XYZ=repainting』から約1年1ヶ月ぶりのリリースで、多くのファンから待ち望まれていた作品です。

しかし、本作は大きな特徴があります。メンバーの松島聡さんが突発性パニック障害の治療に専念するため、既発シングル曲を除く楽曲には参加していないのです。グループにとって大きな試練となる中でのリリースでしたが、残りのメンバー4人の努力と、アルバム全体のコンセプト、そして楽曲クオリティの高さにより、完成度の高い作品に仕上がっています。

アルバムは、初回限定盤A、初回限定盤B、通常盤の3形態で発売。それぞれの形態に異なる特典映像が収録されています。

多様な楽曲が織りなす音楽的豊かさ

収録されている楽曲は、リードトラックである『La Sexy Woman』をはじめ、様々な魅力を持つバラエティ豊かな楽曲が並びます。

『La Sexy Woman』は、AOKI「フレッシャーズ2019」CMソングとして起用され、アルバム全体を象徴するような、Sexy Zoneらしいセクシーでキャッチーなサウンドが特徴です。一方、『恋がはじまるよーー!!!』や『すっぴんKISS』といった、ポップでキュートな楽曲も収録。また、『CRY』や『make me bright』のような、聴く者の心を深く揺さぶるバラードも存在感を示しています。

さらに、15thシングル『イノセントデイズ』や16thシングルの表題曲『カラクリだらけのテンダネス』、カップリング曲『16thシングルの2曲目』なども収録。これら既発シングル曲を通して、アルバム全体の世界観をより深く理解することができます。

アルバムには、メンバーそれぞれの個性が色濃く反映された楽曲も収録されています。通常盤のみの特典CDには、中島健人さん、マリウス葉さん、菊池風磨さん、佐藤勝利さんによるソロ楽曲が収録されており、それぞれの作詞・作曲、そして歌唱を通して、彼らが持つ音楽性や表現力を存分に見せています。

例えば、中島健人さんの『Because of 愛』は、彼の繊細な感性が感じられるバラード。一方、菊池風磨さんの『Cocoa』は、彼の持つ独特の雰囲気と世界観が表現された楽曲です。これらのソロ曲は、グループとしての活動とはまた違った魅力をリスナーに提供し、アルバム全体の幅を広げています。

初回限定盤の特典映像も見逃せない

初回限定盤には、豪華な特典映像が収録されています。初回限定盤Aには『La Sexy Woman』のミュージックビデオと、そのメイキング映像が収録。また、初回限定盤Bには、メンバーが富士五湖を自転車で巡る様子を追った『Sexy Zone富士湖畔旅 ～Sexyサイクリングで新たな1PAGEを刻め!～』が収録され、メンバーの素顔や絆を感じることができる貴重な映像となっています。

『PAGES』は、メンバーの困難を乗り越え、完成した力作です。その背景を知った上で聴けば、楽曲一つ一つに込められた想いがより深く心に響き、感動もひとしおです。音楽的な完成度と、メンバーそれぞれの個性が融合したこのアルバムは、Sexy Zoneの新たな魅力を発見できる、まさに必聴の一枚と言えるでしょう。

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