PAOPAOステーション

PAOPAOステーションを振り返る

PAOPAOステーションは、1984年10月8日から1987年4月3日まで放送されていた人気のラジオ番組で、東海ラジオ放送が制作を手がけました。番組は当初パーソナリティに現役女子大生の塚越かをりを迎え、約1年間放送されました。彼女は高校生のころからDJをしていた経験を活かし、リスナーとの距離感を大切にしたトークを展開。番組のタイトルは「かをりのPAOPAOステーション」で、彼女の明るいキャラクターが多くのファンの心を掴みました。

1985年10月からは新たに森口博子がパーソナリティに就任し、番組名も「博子のPAOPAOステーション」という新しいスタイルへと進化しました。森口はその年にデビューしたばかりで、彼女自身の活動がまだ始まったばかりでしたが、放送を通じて多くのリスナーに愛される存在に成長していきました。タイトルの『PAOPAO』という名称は、番組全体のトータルイメージから決定されたとも言われています。

番組の内容とコーナー

PAOPAOステーションでは、様々なコーナーが用意されており、リスナーを楽しませる工夫が随所に見られました。

主なコーナー

• - パオ・パオ・ニュース

世界からの面白いニュースを紹介し、リスナーと一緒に楽しむ情報提供の場となっていました。

• - パオ・パオ・伝言板

リスナーからのメッセージやリクエストを募るコーナーで、双方向のコミュニケーションを促進しました。

• - とんでもスクール

学校生活でのユニークな体験談をリスナーから募集し、みんなで楽しいエピソードを共有しました。

• - クイズコーナー

クイズに正解すると、パーソナリティの直筆サイン色紙がもらえる特典があり、リスナーの参加意欲を高めました。

• - 暗いはがきを暗く読んで笑うコーナー

独特のユーモアで、リスナーに笑いを提供するユニークなコーナーでした。

• - これが青春だ

森口博子の時代に設置されたコーナーで、木曜日にリスナーが作成した“くさい”文章を演じて紹介するものでした。とてもユーモラスで、リスナーからの応募も多かったと伝えられています。

• - 今週の歌

新曲や話題の曲を紹介するコーナーで、音楽好きにはたまらない内容でした。

放送ネットワーク

PAOPAOステーションは、東海ラジオだけでなく人気のあったSTV、MBS、RKBの3局にもネットされており、各局で放送時間が異なるもリスナーに広く親しまれました。具体的には、STVラジオは平日22:05から、MBSラジオでは24:50から、RKBラジオでは24:30から放送されていました。これにより、全国各地のさまざまなリスナーがこの番組を楽しむことができたのです。

このように、PAOPAOステーションはパーソナリティの個性やリスナーとの密接なつながりを大切にし、時代を超えて思い出に残るラジオ番組として、多くの人々に愛されたのでした。

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