PARTNERSHIP

松任谷由実 33rdシングル「PARTNERSHIP」詳細

2000年9月20日、東芝EMIよりリリースされた松任谷由実の33枚目のシングル『PARTNERSHIP』。日本テレビ系『シドニーオリンピック』のイメージソングとして制作されたこのシングルは、同時期に発売されたアルバム『acacia』にも収録されていますが、シングルバージョンとアルバムバージョンではアレンジが異なっています。

楽曲について

表題曲「PARTNERSHIP」は、力強くも繊細なメロディーが特徴的な楽曲です。オリンピックという大舞台を背景に、人々の繋がりや協調性を歌った、ユーミンらしいメッセージ性の強い作品と言えるでしょう。シングルバージョンは、アルバム収録バージョンとは異なるキーで再レコーディングされており、より力強く、そして聴き応えのある仕上がりとなっています。

カップリング曲として収録されている「So long long ago」も、アルバム『acacia』とは異なるシングルミックスバージョンで収録されています。アルバムバージョンとは異なるアレンジメントにより、シングルでは新たな魅力が引き出されています。

さらに、このシングルでは「PARTNERSHIP」のアフリカの民俗音楽調アレンジバージョンも収録。ユーミンの楽曲に新たな風を吹き込んだ、実験的な試みと言えるでしょう。このアレンジバージョンは、彼女の音楽的探求心と幅広い音楽性を示す好例です。

その他の特徴

シングルジャケットは、ツアー中の大阪フェスティバルホールでハービー山口氏によって撮影されました。ステージ上のユーミンの姿を捉えた、躍動感あふれる一枚となっています。

オリコンチャートでは、4週間チャートインし、最高順位は18位。累計売上枚数は4.1万枚を記録しました。

参加ミュージシャン

楽曲制作には、多くの実力派ミュージシャンが参加しています。キーボード＆プログラミングを担当した松任谷正隆氏をはじめ、シンセサイザープログラミングの北城浩志氏、ドラムの江口信夫氏、ベースの美久月千晴氏、エレクトリックギターの鈴木茂氏など、錚々たるメンバーが名を連ねています。バックコーラスとピアノもユーミン自身によって演奏され、楽曲に深みを与えています。サウンドエフェクトはTom Tucker氏が担当。

カバー

この楽曲は、大地真央氏によってもカバーされています。2000年12月1日にリリースされた大地真央のシングルにも「PARTNERSHIP」が収録されました。

まとめ

『PARTNERSHIP』は、シドニーオリンピックという大きなイベントを背景に制作された、ユーミンの代表曲の一つです。シングルバージョンとアルバムバージョン、そしてアフリカ民俗音楽調アレンジバージョンと、様々なバリエーションで楽しめる作品となっています。楽曲のクオリティ、参加ミュージシャンの豪華さ、そしてオリジナリティあふれるアレンジメントなど、多くの魅力が詰まったシングルと言えるでしょう。このシングルは、ユーミンの音楽史において重要な位置を占める作品と言えるでしょう。

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