PENGUIN DISC

PENGUIN DISC（ペンギン ディスク）

PENGUIN DISCは、2016年にタワーレコードの中に設立されたアイドル専用のレコードレーベルです。このレーベルを主宰するのは、音楽ライターである南波一海氏。彼がアイドルシーンの現状を危惧し、新しい形で支援を行うために設立されました。

設立の背景

PENGUIN DISCの誕生は、2015年の暮れに行われたイベント「出張!南波一海のアイドル三十六房 in 新潟」での出来事がきっかけでした。このとき南波氏は、嶺脇育夫氏やナカG氏、そしてRYUTistのスタッフとの会話を通じて、アイドルグループの解散やメンバーの卒業、CDの販売不振など、暗い雲が立ち込めるアイドルシーンに触れました。その結果、ペンギンのように協力し合い、冬の時代を乗り越えることを目指す「PENGUIN DISC」という名前が名付けられました。

2016年7月12日には、レーベルの設立が公式に発表され、同年8月8日にはタワーレコード新宿店でお披露目イベントが行われました。このイベントには、レーベルからの参加アーティストが集まり、その新たなスタートを祝いました。

参加アーティスト

現時点で、PENGUIN DISCに参加するアーティストには、主にRYUTistが名を連ねています。また、過去にはPeach sugar snowも所属していましたが、2016年12月にグループが解散したため、PENGUIN DISCを離れています。他にもハコイリ♡ムスメや、「柳♡箱」というコラボユニットも活動しています。

「柳♡箱」は、RYUTistとハコイリ♡ムスメのメンバーが共同で編成したユニットで、ユニット名の「柳」は新潟の由来となる「柳都」から、「箱」はハコイリ♡ムスメの「箱入り娘」に由来しています。このユニットは、設立後にツーマンライブなどのイベントを通じて互いの交流を深めていき、2017年には特別なイベントが開催されました。

リリースとイベント

PENGUIN DISC設立以降、さまざまなリリースが行われており、特に「柳♡箱」としての楽曲もリリースされています。南波氏は、このユニットの作詞やMVの監督も務めるなど、積極的に関与しています。これにより、新たな音楽作品が生まれるだけでなく、参加アーティストの活動が刺激される環境が整っています。

また、レーベルは多くのイベントにも出展しており、特にタワーレコードを通じた公演やライブイベントが中心となっています。PENGUIN DISCのアーティストらは、近年のアイドルイベントに積極的に参加し、その存在感を示しています。

2016年から2019年にかけて、数々のイベントが開催され、特に「TOKYO IDOL FESTIVAL」ではPENGUIN DISCのアーティストたちが多くのファンに支持を受けました。これらの活動を通じて、彼らは新しいファン層を魅了し、アイドルシーンの盛り上がりに貢献しています。

今後の展望

PENGUIN DISCは、アイドルシーンの多様性と可能性を広げる役割を果たすことを目指しています。音楽作品のリリースのみならず、参加アーティスト同士のコラボレーションや、ファンとの交流を通じて、より活気のあるレーベルへ成長することが期待されています。未来のアイドルシーンを照らす存在として、今後の活躍に注目です。

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