PLANET ALPHA

『PLANET ALPHA』の魅力

『PLANET ALPHA』（プラネット アルファ）は、デンマークのインディーゲームスタジオであるPlanet Alpha Game Studioが開発し、Team17が発表したアクションパズルゲームです。このゲームは、プレイヤーが一人のエンジニアとなり、異星での困難に立ち向かいながら様々な謎を解くという独特の体験を提供します。

ゲームの概要

プレイヤーは、広大で多様なエリアを探索するエンジニアのキャラクターを操作します。ゲームはサイドビューで描かれており、プレイヤーは昼と夜を自在に操る能力を持っています。この能力を使用して、状況を変化させたり、障害物を避けたりしながら進んで行くことが求められます。作中では、主人公がどうして孤立しているのか、惑星で起きている出来事については一切の説明がなく、その真相を自ら推理することがプレイヤーの楽しみの一つとなっています。

開発の経緯

この作品の開発は2013年12月にスタートしました。当初は『Planet Alpha 31』というタイトルで、ディレクターのAdrian Lazarが個人プロジェクトとして進めていましたが、数か月で挫折。その後、ゲームエンジンをUnityからUnreal Engine 4に変更し、再度開発が始まりました。2015年には、Unreal Engineの開発元であるEpic Gamesが行う「Unreal Dev Grant」の支援を受け、さらに投資会社のCAPNOVAからも資金が提供されました。

ゲームプレイとメカニクス

プレイヤーは、主人公を操作し、ジャンプ、かがむ、登る、物体を運ぶといった基本的なアクションを行います。ゲーム内の時間は昼夜に分かれており、昼の間に現れる足場や変化する植物によって、多様なアクションが要求されます。また、主人公は時間の流れを速める能力を持ち、この能力を駆使することでより多くの謎を解くことが提案されています。

特定のエリアには、異空間へ転移できる地点が4つ設けられています。これらの異空間は、アクション性に特化した短いステージで構成されており、プレイヤーは高くジャンプしたり、移動や回転する足場を飛び移りながらゴールを目指します。全ての異空間をクリアすることはゲームの必須条件ではありませんが、これを達成するとエンディングが変化するため、やり込み要素も含まれています。

受賞歴

『PLANET ALPHA』はゲーム業界でも高く評価され、2015年にはIndie Prize Asiaにおいて「Best in Show: Critic's Choice」「Best Game Art」「Most Promising Game in Development」の3つの賞を受賞しました。また、2019年のNordic Game Awardsでは「Best Debut」を受賞し、「Best Art」および「Best Audio」にもノミネートされています。このような実績は、ゲームの質の高さを証明しています。

おわりに

『PLANET ALPHA』は、プレイヤーに独特の没入感と創造的な体験を提供するアクションパズルゲームとして、今後も多くの支持を集めることでしょう。公式サイトや関連サイトでも様々な情報が公開されているため、興味のある方はぜひチェックしてみてください。

もう一度検索