POLU

POLU（ぽる）について

POLU（ぽる）は、2016年に設立された日本のロックバンドで、音楽のシーンに新しい風を吹き込んでいます。バンドは、徳島市を拠点に活動し、NPO法人アクア・チッタに所属しています。彼らの音楽レーベルはAQUA CITTA RECORDSであり、ロックのジャンルにおいて存在感を放っていました。

結成とデビュー

バンドは2016年9月に設立され、徳島市万代中央ふ頭のイメージソング「ミズイロ」を演奏する目的で結成されました。オーディションを通じて選ばれたボーカルは、当時12歳の丸山純奈が務めています。「ミズイロ」の作詞は元チャットモンチーのドラマーであり作家でもある高橋久美子が手がけ、作曲は東京を拠点にしている徳島出身のアーティスト、[.que]のnao kakimotoが担当しました。

2016年11月には、万代中央ふ頭で開催された「アクア・チッタフェスタ」のメインイベントで、花火に合わせた音楽演奏として「ミズイロ」を初披露。これがバンドのデビューステージとなり、現地のFMラジオでも生中継されました。この成功を受けて、メンバーは記録音源として「ミズイロ」のCD制作に着手しますが、その過程で新たに3曲が書き下ろされ、1stミニアルバム『mizuiro』が完成しました。バンド名の「POLU」は、ハワイ語で青を意味し、万代中央ふ頭の水辺のイメージとアクア・チッタのイメージカラーに由来しています。

メンバーの変遷と活動

2017年3月末、オリジナルのベース担当の石川慶子が脱退し、新しいベーシストが見つかるまで岡部斗夢がサポートメンバーとして加入します。バンドは記念すべきレコ発イベントを始め、多数のライブや音楽フェスに出演し、全国的なツアーも行いました。この頃、メンバーの柳本啓太やバンは、各々の役割を明確にし、チームワークの強化にも努めました。

また、バンドは「ぽるさんがゆく！」というYouTubeシリーズを制作し、様々な地方を巡る旅の模様や演奏を配信しました。同時期にはCD販売も行われ、iTunesでの音楽配信も始まりました。しかし、家族や友人の支えを受け、メンバー同士の絆をも深めるきっかけとなったオーディションや番組出演も数多くありました。特に2017年、テレビ朝日の「MUSIC STATION ウルトラFES2017」に出場が決まり、披露した『Sing』は大きな反響を呼びました。

成長と挑戦

2018年5月には、2ndミニアルバム『145』をリリースし、その中の楽曲『Sing』のバンドバージョンも収録されていました。バンドは他の会場でも独自のライブを行い、ファンとの距離を縮める試みを続けました。また、参加した大規模な野外音楽フェス「MONSTER baSH」では、初の中四国最大級とも言えるステージに立つ一次の成功体験を得ました。

さらに、メンバーはそれぞれの活動を模索し始め、2018年10月には純奈が緊急入院し、活動の抑制を決定しました。その後、各メンバーが個々の新たな道を進むことが話し合われ、POLUとしての活動は一旦休止することになりました。特に純奈はシンガーソングライターとしての道を歩むことを選びました。

解散とその後

POLUは2019年3月に最後のライブを開催し、万代中央ふ頭において大感謝祭となるPOLUフェスを立ち上げて解散しました。ファンとの思い出を大切にしながら、多くのサプライズ演出と共に花火を打ち上げ、感動的なフィナーレを迎えました。その後、全ての楽曲の販売・配信が終了し、SNSも閉鎖されましたが、メンバーのそれぞれが道を進んでいく姿は、今後の音楽シーンにおいても期待されています。

メンバー

• - 丸山純奈（ボーカル）
• - バン（ギター）
• - 蜂蜜金柑熊五郎（ギター）
• - 柳本啓太（ドラム）

バンドの活動は短い期間でしたが、彼らの音楽や思い出、メンバーそれぞれの意志がしっかりと受け継がれていくことでしょう。

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