PRIDE.19

PRIDE.19大会レポート

PRIDE.19（プライド・ナインティーン）は、日本の総合格闘技イベント「PRIDE」における特別な大会の一つで、2002年2月24日に埼玉県さいたま市のさいたまスーパーアリーナで開催されました。海外ではこの大会は「PRIDE 19: Bad Blood」として知られています。

大会では、注目のカードがいくつか組まれ、多くのファンが観戦に訪れました。特に注目を集めたのは、田村潔司のPRIDEデビュー戦であり、彼はミドル級タイトルマッチでヴァンダレイ・シウバに挑みましたが、残念ながら右ストレートでKO負けを喫し、王座獲得には至りませんでした。この試合は、田村が強豪と渡り合う姿勢から今後の成長を期待させるものでした。

また、引退試合となったエンセン井上はアントニオ・ホドリゴ・ノゲイラとの対戦で、三角絞めの技術によりギブアップこそしなかったものの、結果的には一本負けとなりました。この試合もまた、彼の闘志を示す重要な瞬間となりました。

さらに、ドン・フライとケン・シャムロックによる名勝負も見逃せません。両者は激しい攻防を繰り広げ、フライが辛勝し、その後仲の悪かった二人が試合後に抱擁した姿は多くのファンの感動を呼びました。

大会の全試合は以下の通りです。

• - 第1試合:

トム・エリクソン vs. ティム・カタルフォ
結果: エリクソンが1ラウンド2分35秒でスリーパーホールドにより勝利

• - 第2試合:

アレックス・スティーブリング vs. ヴァリッジ・イズマイウ
結果: スティーブリングが3ラウンド終了時に判定3-0で勝利

• - 第3試合:

ホドリゴ・グレイシー vs. 松井大二郎
結果: グレイシーが3ラウンド0分28秒でフロントチョークにより勝利

• - 第4試合:

カーロス・ニュートン vs. ペレ
結果: ニュートンが1ラウンド7分16秒で腕ひしぎ十字固めにより勝利

• - 第5試合:

ヒース・ヒーリング vs. イゴール・ボブチャンチン
結果: ヒーリングが3ラウンド終了時に判定3-0で勝利

• - 第6試合:

ドン・フライ vs. ケン・シャムロック
結果: フライが3ラウンド終了時に判定2-1で勝利

• - 第7試合:

アントニオ・ホドリゴ・ノゲイラ vs. エンセン井上
結果: ノゲイラが1ラウンド6分17秒でTKO（レフェリーストップ：三角絞め）勝利

• - 第8試合: PRIDEミドル級タイトルマッチ

ヴァンダレイ・シウバ vs. 田村潔司
結果: シウバが2ラウンド2分28秒でKO（右ストレート）勝利
シウバは王座の初防衛に成功しました。

この大会はPRIDEの魅力が詰まった貴重なイベントであり、多くのドラマが生まれました。シウバの勝利をはじめ、様々な選手の熱い戦いがファンの心に残る一日となりました。

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