PRIDE.28

PRIDE.28：格闘技の興奮が頂点に達した夜

2004年10月31日、さいたまスーパーアリーナは、総合格闘技イベント「PRIDE.28 High Octane」の熱気に包まれました。数々の激闘が繰り広げられたこの大会は、PRIDEの歴史においても特筆されるべき一夜となりました。

大会概要

メインイベントでは、ヴァンダレイ・シウバがクイントン・"ランペイジ"・ジャクソンを相手に、ミドル級王座の3度目の防衛戦に臨みました。シウバは、得意の膝蹴りでジャクソンをKOし、その圧倒的な強さを見せつけました。

また、ミルコ・クロコップとジョシュ・バーネットの対戦も大きな注目を集めました。試合は、ジョシュの左肩脱臼というアクシデントにより、ミルコの勝利という結果に終わりました。

さらに、ヒース・ヒーリングにとっては、この大会がPRIDEとの契約を終える最後の舞台となりました。

無差別級キング・オブ・パンクラシストのジョシュ・バーネット、そしてキャリア7戦全勝という輝かしい戦績を持つソア・パラレイがPRIDEデビューを飾り、新たな風を吹き込みました。

試合結果詳細

以下に、各試合の結果を詳細に記します。

第1試合：ヒース・ヒーリング vs. 横井宏考
ヒーリングが1R 1:55 TKO（レフェリーストップ：グラウンドの膝蹴り）で勝利。
第2試合：チェ・ム・ベ vs. ソア・パラレイ
チェ・ム・ベが2R 4:54 スリーパーホールドで勝利。
第3試合：ヒカルド・アローナ vs. セルゲイ・イグナチェフ
アローナが1R 8:37 スリーパーホールドで勝利。
第4試合：エメリヤーエンコ・アレキサンダー vs. ジェームス・トンプソン
アレキサンダーが1R 0:12 KO（左フック）で勝利。
第5試合：アリスター・オーフレイム vs. 金原弘光
オーフレイムが2R 3:52 TKO（ドクターストップ：鼻骨骨折）で勝利。
第6試合：マーク・ハント vs. ダン・ボビッシュ
ハントが1R 6:23 TKO（レフェリーストップ：左ミドルキック）で勝利。
第7試合：ダン・ヘンダーソン vs. 中村和裕
ヘンダーソンが1R 1:15 TKO（レフェリーストップ：左肩の脱臼）で勝利。
第8試合：ミルコ・クロコップ vs. ジョシュ・バーネット
ミルコが1R 0:46 ギブアップ（左肩の脱臼）で勝利。
第9試合：ヴァンダレイ・シウバ vs. クイントン・"ランペイジ"・ジャクソン
シウバが2R 3:26 KO（膝蹴り）で勝利し、ミドル級王座の3度目の防衛に成功。

まとめ

PRIDE.28は、数々のドラマと激闘が繰り広げられた、記憶に残る大会となりました。ヴァンダレイ・シウバの王座防衛、ミルコ・クロコップの勝利、そして新世代の台頭など、見どころ満載の一夜でした。この大会は、PRIDEの歴史を語る上で、決して欠かすことのできない重要な一章です。

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