『PRINCESS PRINCESS』は、
1990年12月21日にリリースされた
プリンセス プリンセスの5枚目の
アルバムであり、彼女たちのキャリアにおいて重要な作品の一つです。
前作『LOVERS』に続き、
オリコンチャートで1位を獲得し、
ミリオンセラーも達成しました。この
アルバムは、グループの
アルバムおよび
シングルを含めた全ての作品の中で、最も高いセールスを記録しており、その累計売上枚数は約140万枚近くに達しています。初回生産盤には、ファンには嬉しいピンバッジが特典として付属していました。
アルバムタイトルがグループ名と同じであることからもわかるように、この
アルバムは
プリンセス プリンセスのメンバーそれぞれの個性を最大限に引き出した作品となっています。ジャケット写真では、各メンバーが独自のスタイルを反映した衣装を身に着けており、視覚的にも楽しめます。楽曲制作においても、メンバー全員が均等に携わり、それぞれの音楽性がバランス良く収録されています。
アルバムに先駆けて
シングルカットされた「ジュリアン」は、この
アルバムの魅力を象徴する一曲です。しかし、
シングルとしてリリースされた「
OH YEAH!」は、この
アルバムには収録されていません。
アルバムの後半に収録された「THE LAST MOMENT」「HIGHWAY STAR」「One」の3曲は、
シングルカットされていないにもかかわらず、非常に高い人気を誇っています。特に「HIGHWAY STAR」は、グループ解散後に発売されたベスト
アルバムにも収録されるほど、ファンからの支持が厚い楽曲です。
また、『PRINCESS PRINCESS』は、
プリンセス プリンセスがCBS・ソニーからリリースした最後の
アルバムでもあります。次作の『DOLLS IN ACTION』以降は、Sony Records(現・
ソニー・ミュージックレコーズ)から発売されています。この
アルバムは、
プリンセス プリンセスのCBS・ソニー時代を締めくくる、非常に重要な作品と言えるでしょう。
アルバム全体を通して、
プリンセス プリンセスの音楽的な多様性と、メンバー個々の才能が際立っています。彼女たちの音楽が、多くの人々に愛され、記憶に残り続けていることを証明する
アルバムです。