PRODUCE 101 JAPAN THE GIRLS

PRODUCE 101 JAPAN THE GIRLS：国民的ガールズグループ誕生までの軌跡

2023年、LAPONEエンタテインメント主催、吉本興業・CJ ENM・TBSテレビ放送による公開オーディション番組『PRODUCE 101 JAPAN THE GIRLS』（通称：日プ女子、日プガールズ）が大きな話題を呼びました。

この番組は、国民プロデューサーと呼ばれる視聴者の投票によって、101人の練習生の中から11人のメンバーを選抜し、ガールズグループとしてデビューさせるという、サバイバルオーディション形式でした。番組のテーマは「LEAP HIGH 君の夢は、時を越えて」。

番組の構成と流れ

番組は大きく分けて以下のステージで構成されていました。

1. A～Fクラス分け評価:

書類選考と面接を通過した101名（のちに5名が辞退）の練習生は、ユニットを組み、課題曲を披露。歌唱力やパフォーマンスをトレーナー陣が審査し、A～Fの5つのクラスに分けられました。この段階での脱落はありませんが、クラス分けの結果は、後に行われるテーマ曲「LEAP HIGH! 〜明日に、めいっぱい〜」のMVでの立ち位置などに影響しました。

2. グループバトル:

くじ引きと練習生によるメンバー指名で編成された16グループが、8曲の課題曲を争奪。国民プロデューサーの投票によって勝敗が決定し、勝利グループにはベネフィットとして3000票が付与されました。このバトル後、上位50名が次のステージに進出しました。

3. ポジションバトル:

ボーカル、ダンス、ラップ＆ボーカルの3ポジションに分かれ、課題曲を披露。個人戦で競い合い、上位メンバーにはベネフィット（1位は1万票、ポジション別1位は10万票）が付与されました。新たに導入された「ダブルミッション」では、難易度の高いダンス楽曲に挑戦しました。このバトル後、上位35名が選抜されました。

4. コンセプト評価:

国民プロデューサーの投票によって、5曲のオリジナル楽曲から練習生が楽曲を割り当てられ、グループを結成してパフォーマンス。ベネフィット（1位グループは25万票）が与えられ、上位20名がデビュー評価に進出しました。

5. デビュー評価:

2曲の課題曲から好きな曲とポジションを選び、10人1組のグループでパフォーマンス。最終的に、国民プロデューサーの投票によって、デビューメンバー11名が決定しました。新たな試みとして、練習生同士によるモザイク付きパフォーマンスの採点も行われました。

番組の特色と注目点

『PRODUCE 101 JAPAN THE GIRLS』は、従来のオーディション番組と比較して、以下のような特色がありました。

グローバル展開: デビュー組はグローバルでの活躍が約束されました。
視聴者参加型: 国民プロデューサーによる投票が、選抜過程の重要な要素でした。
多様な審査方法: クラス分け、グループバトル、ポジションバトル、コンセプト評価など、多様な審査方法が採用されました。
練習生同士の評価: デビュー評価において、練習生同士の評価が導入されました。
番組オリジナル楽曲: コンセプト評価では、オリジナル楽曲が使用されました。
多様な課題曲: さまざまなアーティストの楽曲が課題曲として使用され、練習生の幅広い音楽性を試す機会となりました。
* 積極的なメディア展開: 番組のPRとして、様々なイベントやコラボレーション企画が実施されました。

番組終了後

番組終了後、選抜された11名で結成されたグループ『ME:I』は、2024年4月にデビューしました。また、番組参加者の中には、他のグループに所属したり、ソロ活動を開始したりする者もいました。

まとめ

『PRODUCE 101 JAPAN THE GIRLS』は、視聴者参加型のオーディション番組として、大きな成功を収めました。国民的ガールズグループ『ME:I』の誕生だけでなく、多くの練習生が芸能界で活躍するきっかけを作った、記憶に残る番組となりました。

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