Pentagram

『Pentagram』：IVORY7 CHORDの新たな表現

IVORY7 CHORDが、バンド名を大文字表記に変更し、ビーイング関連のインディーズレーベルよりリリースしたアルバム『Pentagram』。本作は、アーティストとしての新たな一歩を象徴する作品となっています。

特に注目すべきは、リリース時期です。本作は、ボーカルの大西俊也がALTKEY名義でリリースしたカバーアルバム『Re:Colors 00's cover collection』に続く、2週連続のリリースとなりました。この精力的な活動は、アーティストとしての強い意志と、音楽への飽くなき情熱を感じさせます。

大西俊也自身も、本作について「熱く語るガラじゃないけど、もっと何かを伝えたいし、つながりたい」とコメントしています。この言葉からは、単なる音楽作品を超えた、リスナーとの繋がりへの強い思いが伝わってきます。楽曲を通して、リスナーに何を伝えたいのか、どのような繋がりを築きたいのか、その問いかけが本作全体に込められていると言えるでしょう。

楽曲の詳細

アルバム『Pentagram』には、全10曲が収録されています。多様な楽曲群は、IVORY7 CHORDの音楽性を多角的に示しており、それぞれの楽曲が持つ独自の個性が際立っています。

収録されている楽曲は、大西俊也と直江慶の共作を中心に構成されており、その作詞・作曲における協働関係は、バンドの音楽的基盤を形成する上で重要な要素となっています。また、大西俊也のソロ作品も含まれており、彼の多様な才能を垣間見ることができます。

各楽曲の詳細は以下の通りです。

Bloom for 3 days：作詞：直江慶・大西俊也、作曲：大西俊也、編曲：IVORY7 CHORD
The virtual world：作詞：直江慶・大西俊也、作曲：大西俊也、編曲：IVORY7 CHORD
Season of child：作詞：直江慶、作曲：大西俊也、編曲：IVORY7 CHORD
Star bird：作詞・作曲：大西俊也、編曲：IVORY7 CHORD
Re:light：作詞：直江慶・大西俊也、作曲：大西俊也、編曲：IVORY7 CHORD
Clash：作詞：直江慶、作曲：大西俊也、編曲：IVORY7 CHORD
A means of escape (instrumental)：作曲・編曲：大西俊也
4 words：作詞・作曲：大西俊也、編曲：IVORY7 CHORD
You're gone so fast：作詞：直江慶、作曲：直江慶・大西俊也、編曲：IVORY7 CHORD
White apple：作詞：直江慶・大西俊也、作曲：大西俊也、編曲：IVORY7 CHORD
u.s.o：作詞・作曲・編曲：大西俊也

これらの楽曲は、それぞれ異なるテーマやメッセージを持ちながらも、全体として統一感のある世界観を構築しています。聴く者の心に深く響く、洗練されたメロディーと歌詞は、IVORY7 CHORDの音楽的才能を存分に示しています。

レコーディング参加メンバー

『Pentagram』のレコーディングには、実力派ミュージシャンたちが参加しています。

大西俊也：ボーカル、ギター
三谷和弘：ギター
直江慶：キーボード、コーラス
吉田昇吾：ドラム
新井遼一（DUB STRUCTURE #9）：ベース

それぞれのメンバーが持ち味を活かし、楽曲に深みと奥行きを与えています。彼らの高い演奏技術と音楽性によって、アルバム全体に高いクオリティが実現されています。

まとめ

『Pentagram』は、IVORY7 CHORDの新たな出発点となる、重要なアルバムと言えるでしょう。音楽を通してリスナーとの繋がりを深めたいという強い思いが込められた本作は、彼らの音楽的才能とアーティストとしての真摯な姿勢を改めて感じさせてくれます。聴く者の心を掴む、魅力的な楽曲の数々は、必聴の価値があります。

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