WayV 4thミニアルバム『Phantom』:オペラ座の怪人を彷彿とさせる壮大な音楽世界
2022年12月28日、グループWayVは4枚目のミニアルバム『Phantom』をリリースしました。前作『Kick Back』以来、約1年9ヶ月の間を置いてのカムバックとなり、多くのファンを待ち焦がれさせた作品です。当初は12月9日発売予定でしたが、急逝した
江沢民元国家主席への追悼のため、発売日が延期されました。
アルバムコンセプトと収録曲
『Phantom』は全8曲を収録。タイトル曲「Phantom」を始め、新曲6曲に加え、メンバーによるユニット曲「Back To You」(KUN&XIAOJUN)と「Low Low」(TEN&YANGYANG)が収録されています。アルバム全体を通して、ミュージカル『オペラ座の怪人』をモチーフにした世界観が表現されており、ミュージックビデオやアルバムジャケットにもそのイメージが反映されています。活動休止中のルーカスを除く、クン、テン、ウィンウィン、
シャオジュン、ヘンドリー、ヤンヤンの6人体制でのリリースとなりました。
各楽曲の特徴は以下の通りです。
Phantom: アバンギャルドな要素と美しいボーカルハーモニー、壮大なストリングサウンドが印象的なトラップヒップホップベースのダンスポップナンバー。逆境を「Phantom」に例え、それを乗り越える意志を込めた歌詞が特徴です。
Diamonds Only: スタイリッシュなサウンドと洗練された歌詞が魅力の楽曲です。
Good Life: 明るく軽快なビートが印象的な、ポジティブなムードが漂う楽曲です。
Broken Love: 切ないメロディーと歌詞が心に残るバラード調の楽曲です。
Bounce Back: リズミカルなビートと力強い歌声が魅力的なアップテンポの楽曲です。
Try My Luck: 挑戦的な歌詞とサウンドが印象的な楽曲です。
Back To You: KUNとXIAOJUNによるユニット曲。2人の美しいハーモニーが際立つ楽曲です。
Low Low: TENとYANGYANGによるユニット曲。パンフルートの音色が印象的な、軽快なダンスヒップホップナンバーです。愛する気持ちを表した歌詞が心を打ちます。
プロモーション活動
『Phantom』リリースに合わせ、WayVは精力的にプロモーション活動を行いました。タイトル曲「Phantom」のミュージックビデオはYouTubeとbilibiliで公開され、複数のトラックビデオやパフォーマンスビデオも公開。さらに、「时间拼图 (Broken Love)」のライブクリップも公開され、ファンの期待に応えました。また、「Phantom」のリミックスバージョンとして、Pierre Blancheバージョン、IMLAYバージョン、そしてクンが自ら手がけたRemixバージョンも発表され、楽曲の世界観を広げました。
ワールドワイドな人気と日本での活動
『Phantom』は世界中で高い評価を受けました。iTunesトップアルバムチャートでは、オーストラリア、インド、メキシコなど世界23ヶ国で1位を獲得。ワールドワイドiTunesアルバムチャートでも1位を記録し、グローバルな人気を証明しました。韓国のHANTEOチャートとCIRCLE CHARTでも1位を獲得するなど、各国のチャートで高い順位を記録しました。日本でもBillboard JAPAN週間アルバム・セールス・チャートで5位にランクインしました。
また、WayVは韓国を始め、マニラ、バンコク、ジャカルタなど世界主要都市でファンミーティングツアーを開催。2023年には、日本オフィシャルファンクラブ「WayZenNi-JAPAN」を開設し、神奈川
ぴあアリーナMMで初の日本単独イベントを開催。2日間で2万人を動員するなど、日本での人気も拡大しています。
まとめ
『Phantom』は、WayVの音楽性とパフォーマンスの高さを改めて示した作品と言えるでしょう。オペラ座の怪人を彷彿とさせる壮大な世界観、多様な楽曲、そして世界各国での成功は、彼らのグローバルな影響力の大きさを示しています。今後の活躍にも期待が高まります。