Pikuniku

Pikuniku（ピクニック）

『Pikuniku』は、フランスとイギリス出身のクリエイターによる独特なアクションパズルゲームで、Devolver Digitalから発表されました。このゲームは、プレイヤーが奇妙なキャラクターたちと共に明るくもシュールなディストピアの世界を探索し、さまざまな謎を解決していく物語を描いています。

ゲームの背景

ゲームでは、企業「サンシャイン社」が町の住民に対して金銭をばらまく様子が描かれていますが、同時に彼らの陰謀が背後に潜んでいるという皮肉な状況が展開します。プレイヤーは主人公のPikuとなり、レジスタンスのメンバーと共にこの企業の悪事を暴くために冒険します。ユニークなビジュアルと温かみのある色使いによって、楽しげでありながらどこか不穏な雰囲気が醸し出されています。

このゲームは2016年にパリ在住のRémi Forcadellによって開発が始まりました。彼のTwitterへの動画投稿がきっかけとなり、ロンドンのArnaud De Bockが連絡を取り、共同開発が進みました。その後、プログラマーのAlan Zucconiや作曲家のCalum Bowenも加わり、リモート環境で開発が続けられました。

ゲームシステム

プレイヤーはサイドビューで構成されたエリア内でPikuを操作します。基本アクションにはジャンプ、キック、そして転がることがあります。キックは物体を飛ばしたり、脆い壁を壊すことが可能です。また、特定のフックに足をかけることで、遠心力を利用して遠くに飛び移ることもできます。丸まって転がる動作を使えば、高速移動も可能ですし、水中では沈むことができます。

更に、ゲーム内で手に入る帽子などの特別な装飾アイテムを装着すると、新たなアクションが追加され、謎解きに役立つこともあります。

ストーリーモードには、一人で楽しむ通常プレイに加えて、二人同時プレイが可能な「いっしょにプレイ」モードも搭載されています。このモードでは、プレイヤーがPikuを操作し、もう1人がPikuに似たキャラクターNikuを担当します。協力してゴールを目指す9つのステージと、ボールを蹴って得点を競うミニゲーム「バスキック」も楽しむことができます。

ゲームの受け入れられ方

『Pikuniku』はその独特なスタイルとゲームプレイが評価され、Ludicious 2019 Awardsでは「Innovation in Games Awards」にもノミネートされています。このような受賞歴からも、ゲーム界において注目される存在であることが伺えます。

公式情報

公式サイトやSNSで最新の情報を取得することもできます。これにより、ゲームのアップデートや新しいコンテンツについて触れる機会が増えるでしょう。特に、強い影響を受けた日本の「カワイイ」文化が色濃く表現されている点が、プレイヤーの心を掴んでいます。今後もこのゲームから目が離せません。

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