PlayStation 4のゲームタイトル一覧 (2016年)

2016年のPlayStation 4：ゲーム市場を牽引した年

2016年は、PlayStation 4 (PS4) にとって大きな飛躍の年となりました。数々のヒット作の登場、革新的なVR体験の幕開け、そして高性能版PS4 Proの発売が、PS4をゲーム市場の中心へと押し上げました。

PS4ソフトの充実とミリオンヒット

2016年もPS3やPS Vitaとの併売タイトルが見られましたが、PS4版が圧倒的な人気を博した『ペルソナ5』のような作品も登場し、PS4のソフトラインナップは着実に充実していきました。

その中でも特に注目を集めたのが、『ファイナルファンタジーXV (FFXV)』です。シリーズ初のオープンワールド作品として、2016年11月29日の発売から1ヶ月で約86万本を売り上げ、PS4本体の売上を牽引しました。翌年にはミリオンヒットを達成し、PS4を代表するタイトルとなりました。スクウェア・エニックスは他にも、『ドラゴンクエストヒーローズII 双子の王と予言の終わり』や『ドラゴンクエストビルダーズ アレフガルドを復活せよ』といったヒット作を連発し、PS4市場で大きなシェアを獲得しました。

また、ダークソウルシリーズの最終作である『DARK SOULS III』も、2016年だけで約33万本を売り上げ、その人気ぶりを示しました。

SIE作品の世界的成功

ソニー・インタラクティブエンタテインメント (SIE) からは、『アンチャーテッド 海賊王と最後の秘宝』が発売から1週間で全世界累計270万本を超える大ヒットを記録しました。圧倒的なグラフィックと手に汗握るストーリー展開で、多くのゲーマーを魅了しました。

PlayStation VRの登場と新たなゲーム体験

2016年10月13日には、PS4の可能性をさらに広げるPlayStation VR (PSVR) が発売されました。VRヘッドセットを装着することで、プレイヤーはゲームの世界に没入し、これまでにない臨場感あふれる体験を楽しめるようになりました。

PSVR専用タイトルとして発売された『サマーレッスン 宮本ひかり』は、女子高生との交流を楽しむという斬新なコンセプトで話題を集めました。VRコンテンツ専門ニュースサイト「MoguLive」によると、2017年8月時点でPlayStation StoreのPSVR専用ソフトの中でトップの評価件数を誇っていました。

また、共感覚シューティング『Rez Infinite』も、PlayStation Storeで高評価を得ました。その他、『KITCHEN』や『サイバーダンガンロンパVR 学級裁判』といった技術デモも配信され、VR技術の可能性を示しました。PSVRは、家庭用ゲームの枠を超えた注目を集め、発売後には品薄状態が続出しました。

海外では、PSVRと同時に発売された『Job Simulator』が、職業体験というテーマを万人受けするゲームデザインで表現し、大きな成功を収めました。北米のPlayStation Storeランキングでは、2017年と2018年のPSVR部門で首位を獲得しています。

PlayStation 4 Proの発売

2016年11月10日には、4K出力に対応した上位機種PlayStation 4 Proが発売されました。より高精細な映像と滑らかなフレームレートでゲームを楽しめるようになり、PS4のゲーム体験はさらに進化しました。

2016年は、PS4のソフトラインナップの充実、PSVRの登場、そしてPS4 Proの発売によって、PS4がゲーム市場を牽引した年と言えるでしょう。

もう一度検索