PlayStation 4のゲームタイトル一覧 (2017年)

2017年PlayStation 4 ゲーム市場の動向

2017年は、PlayStation 4（PS4）にとって、市場の成熟と新たな展開がみられた年でした。Nintendo Switchの登場により国内ハードシェアは25.4%にとどまりましたが、PS4市場自体は拡大を続け、ソフトウェアの販売本数も前年比117.2%となる982.2万本を記録しました。

人気タイトルの躍進

特に注目すべきは、スクウェア・エニックスの『ドラゴンクエストXI 過ぎ去りし時を求めて』です。PS4タイトルとして歴代最高の133.6万本を売り上げ、国内外で高い評価を得ました。伝統的なRPGとしての魅力に加え、バニーガールや「ぱふぱふ屋」といったシリーズおなじみの要素は、海外の一部批評家からは賛否両論ありました。

『ニーア オートマタ|ニーア_オートマタ』も大きな話題を呼びました。ヨコオタロウ氏による奥深い物語と、スタイリッシュなアクションが評価され、年内に36.5万本を売り上げました。その後、他機種への展開やテレビアニメ化もされ、その人気は拡大を続けています。

『バイオハザード7 レジデントイービル』は、シリーズ初の1人称視点を採用し、没入感と臨場感を高めることに成功しました。RE ENGINEによるリアルなグラフィックも相まって、「怖すぎる」との評判を呼び、PlayStation VRに対応したことで、VRならではの恐怖体験も提供しました。

SIEの戦略転換

ソニー・インタラクティブエンタテインメント（SIE）は、『New みんなのGOLF』や『グランツーリスモSPORT』といった定番タイトルを揃え、幅広い層にゲームの楽しさを伝える方針へと転換しました。

海外開発タイトルの台頭

海外で開発されたタイトルも存在感を示しました。『コール オブ デューティ ワールドウォーII』は、北米PlayStation Storeの年間ダウンロードランキングで1位を獲得し、日本ではパッケージ版が34.1万本を売り上げました。

ゲリラゲームズ開発の『Horizon Zero Dawn』も、北米PlayStation Storeで4位にランクインし、日本では20.9万本を売り上げました。20代から30代を中心に人気を集め、海外での評判が品薄の要因の一つになったとも言われています。

PlayStation VRの現状

PlayStation VRは、販売チャンネルと供給量が増加した一方、需要は落ち着きを見せました。対応・専用ソフトは増加したものの、キラーコンテンツの不足が課題として指摘されました。

まとめ

2017年のPS4市場は、人気タイトルの躍進、SIEの戦略転換、海外開発タイトルの台頭、PlayStation VRの課題など、様々な動きが見られました。PS4は多様なゲーム体験を提供し、多くのユーザーを魅了し続けました。

参考文献
『ファミ通ゲーム白書2018』株式会社Gzブレイン、2018年6月25日。
*『2018ゲーム産業白書』メディアクリエイト、2018年5。

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