PlayStation Awards

PlayStation Awardsについて

PlayStation Awards、正式にはプレイステーションアワードは、ソニー・コンピュータエンタテインメント（SCE）が主催する年次イベントで、PlayStationシリーズにおけるソフトウェアの出荷本数を基に選定された作品を表彰します。このイベントは1995年に初めて開催され、以降、毎年年末に表彰が行われています。

表彰の仕組み

PlayStation Awardsでは出荷本数に応じて複数の賞が設けられています。出荷本数が50万本を超えると「ゴールドプライズ」、100万本以上で「プラチナプライズ」、200万本を達成すると「ダブルプラチナプライズ」、300万本以上で「トリプルプラチナプライズ」、400万本を超えると「クアドラプルプラチナプライズ」が授与されます。ここで注目すべき点は、これらの賞が累計出荷本数によって決定されるため、同一のソフトが異なる賞を受賞することもある点です。たとえば、「バイオハザード」や「THE 麻雀」は、ゴールドプライズを受賞した後にその後の出荷でプラチナプライズを獲得しました。

また、プレイステーションストアから配信されるダウンロード専用タイトルについても特別賞が設けられており、2010年からは一般ユーザーの投票によって「ユーザーズチョイス賞」が決まっています。このように多様な賞が存在するため、さまざまなゲームが表彰を受けるチャンスがあります。

配信エリアの変遷

2013年には、表彰基準が「日本国内の出荷本数」から「アジア地域の出荷本数」に変更されました。この変更により、国内での売上が1本も100万本に達しない年もありました。そのため、今後の表彰には普遍性が求められると同時に、アジア全体での出荷本数に基づく評価が重要視されるようになりました。

歴代受賞作

ここでいくつかの重要な受賞タイトルを紹介します。2018年時点で、クアドラプルプラチナプライズを獲得した作品には「ドラゴンクエストVII」、モンスターハンターポータブル 3rd、モンスターハンター：ワールドが含まれます。またトリプルプラチナプライズには「ファイナルファンタジーVII」や「ドラゴンクエストVIII」などが名を連ねています。

20周年の特別賞

2014年には、PlayStationの20周年を記念して、過去の受賞作品からユーザーの投票で選ばれた「20周年記念ユーザーズチョイス賞」が発表されました。受賞作品の中には「ファイナルファンタジーVII」「メタルギアソリッド3 スネークイーター」といった、著名なタイトルが含まれています。

名前の変更

2020年には、PlayStation Awardsは「PlayStation Partner Awards」と名称を変え、今後の新たな枠組みや進化を図っています。この新たなアプローチには、プレイステーションのエコシステム全体での協力や成長を促進する意図が込められています。

PlayStation Awardsは単に出荷本数を表彰するだけでなく、業界全体の活性化とさらなる発展を目指す重要なイベントです。表彰に関与する全てのゲームがプレイステーションの歴史に名を刻むこととなり、その影響は 今後も広がっていくことでしょう。

もう一度検索