Public Garden

『Public Garden』は、Dragon Ashが1997年4月23日にビクターエンタテインメント/Invitationからリリースした2枚目のミニアルバムです。この作品から、バンドはセルフプロデュースを開始しました。

本作は、前作『The day dragged on』に収録されていた楽曲の別バージョンや完全版、またライブで人気の高い楽曲など、バラエティ豊かな内容となっています。

収録曲について詳しく見ていきましょう。

1. Realism II：前作『The day dragged on』に収録されていた「Realism」の別バージョン。テレビ朝日系列「SPORTS SUPPORTERS」のテーマ曲としても使用されました。
2. Abillity→Normal：前作のシークレットトラックであった「Normal」の完全版。楽曲の構成がより明確になり、聴きごたえのある一曲に仕上がっています。
3. 冬ノ道ノセイ：この楽曲は、後に『25 - A Tribute To Dragon Ash -』でストレイテナーによってカバーされ、新たな解釈が加えられました。冬の情景が浮かぶような、切ないメロディーが印象的です。
4. Future：未来への希望を描いたような、ポジティブなメッセージが込められた楽曲。
5. People：人間関係や社会に対する考察を感じさせる、深みのある一曲。
6. 虹の彼方：夢や希望を歌い上げた、壮大なスケール感を持つ楽曲。
7. Addiction：中毒性をテーマにした、ハードなサウンドが特徴的な一曲。
8. Public Garden：アルバムのタイトルにもなっている楽曲。過去のライブでは「Public garden (reggae mix)」として披露されたこともありますが、現在まで音源化はされていません。
9. Cool Around：クールで都会的な雰囲気を持つ楽曲。
10. シークレット・トラック：ボーナストラックとして収録された、サプライズ的な一曲。

本作では、Dragon Ashのメンバーに加え、以下のゲストミュージシャンが参加しています。

土方隆行：マンドリン (#3)
坂下たけとも：ギター (#7)

このアルバムを通じて、Dragon Ashの音楽的な多様性と実験精神が感じられます。セルフプロデュースによって、よりバンドの個性が際立った作品と言えるでしょう。また、収録曲のバリエーションの豊かさから、様々な音楽的要素を取り入れながらも、Dragon Ashらしいサウンドを確立していることが伺えます。

『Public Garden』は、Dragon Ashのキャリアにおいて重要な位置を占める作品であり、彼らの音楽性を深く理解するための必聴盤です。

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