Q (スタートレック)

Q: スタートレックに登場する高次元生命体

Qは、人気のテレビドラマおよび映画『スタートレック』シリーズに登場する魅力的なキャラクターで、高次元生命体「Q連続体」の一員です。彼は、著名な俳優ジョン・デ・ランシーが演じており、日本語吹き替えでは羽佐間道夫が担当しています。Qのキャラクターは、シリーズを通してさまざまなエピソードで展開されており、『新スタートレック（TNG）』だけでなく、『スタートレック:ディープ・スペース・ナイン（DS9）』や『スタートレック:ヴォイジャー（VOY）』、さらには『スタートレック:ピカード（PIC）』やアニメ『スタートレック:ローワー・デッキ（LD）』にも登場します。

Qの能力と特性

Q連続体は全知全能に近い存在であり、無限の知識を蓄えています。他に類を見ないパワーを持ち、時間、空間、物質を指を鳴らすことで思うがままに操ることができます。Qは、寿命が非常に長く、年齢や性別、種族にとらわれない変身能力も持っており、その姿は多様です。彼らの存在感は独特で、他のQも互いを「Q」と呼ぶため、視聴者には特別な印象を与えます。

興味深いことに、Q連続体は最初から全知全能ではなく、古代の地球人のような姿から進化を続けた結果、現在のような形になったとされています。

Qの個体

特に有名なQは、ジョン・デ・ランシーが演じるキャラクターで、多くのストーリーで彼の傲慢かつ気まぐれな性格が際立っています。彼は、U.S.S.エンタープライズDのジャン＝リュック・ピカード艦長やU.S.S.ヴォイジャーのキャスリン・ジェインウェイ艦長にしばしば出現し、その驚くべき力を駆使して様々な騒動を起こします。また、Qの存在は、宇宙艦隊の艦長たちにとって煙たくもあり、常識の通じないトラブルメーカーとして描かれています。

謎に包まれたQ連続体

Q連続体の社会情勢や生活のあり方は不明確で、彼らの本拠地も知られていません。長命種族エル・オーリア人のガイナンによれば、Qの中にも様々な性格の者が存在しており、「敬意を表すべきQ」もいると言われています。Q連続体に訪れた宇宙艦隊のエピソードの中では、Qが好奇心を失い、無気力状態に陥る危機的な描写もなされています。

主要なQキャラクター

• - Q（デ・ランシーのQ）: 初登場はTNG1話「未知への飛翔」で、以後多くのエピソードでキャラクターが活躍します。彼はピカード艦長に対して特に興味を持ち、トラブルを起こしながらも彼に関心を寄せ続けます。
• - Q2: TNG第61話「Deja Q」に登場し、デ・ランシーのQを危険視して彼の力を奪い、連続体から追放します。
• - クイン: VOY第34話「Q1,Q2」に登場するQは、無気力な状態に陥ったQ連続体の哲学者で、最終的に自ら命を絶つことを選びます。
• - レディQ: VOY第53話「レディQ」に登場し、デ・ランシーのQと過去に交際していた女性のQです。
• - 大佐のQ: 自由主義派のQと敵対する存在で、南北戦争の将校の姿を取ります。
• - Qの息子: VOY第53話「レディQ」に登場し、デ・ランシーのQとレディQの間に誕生した新生Qです。彼は成長を遂げ、ジェインウェイ艦長の影響を受けて改心します。

Qの姿は視聴者に深い印象を与える存在で、彼の登場するストーリーは『スタートレック』の魅力の一部となっています。彼の気まぐれさと傲慢さは、数々の刺激的なエピソードを生み出し、宇宙探査のテーマに新たな視点を提供しています。

もう一度検索