Q (ストリートファイター)
カプコンの対戦型格闘ゲーム『ストリートファイターIII 3rd STRIKE』に登場するQは、そのすべてが謎に包まれた異色のキャラクターです。深紅のネクタイを締めたトレンチコート姿に鉄仮面をつけ、ソフト帽を目深にかぶったその風貌は、見る者に強烈な印象を与えます。声優はレン・カールソン氏が務めています。
Qの国籍、年齢、性別、さらには人間であるかどうかも一切不明です。彼は非常に寡黙で、ほとんど言葉を発しません。感情も鉄仮面の下に隠され、その真意をうかがい知ることは困難です。彼が時折見せる、倒れた相手を踏みつけるような行動も、その目的は定かではありません。彼の台詞は、わずかに点と感嘆符や疑問符を組み合わせた記号のみで構成されています。
世界各地で同時多発的に発生している複数の猟奇事件の現場で彼の姿が目撃されており、このためアメリカ中央情報局（CIA）から厳重な監視対象とされています。しかし、CIAの高度な調査能力をもってしても、Qに関する確たる情報はほとんど得られていません。現状では、彼の存在を公式に認めることすら難しい、というのがCIAの結論です。
世界の裏社会を牛耳る秘密結社を率いるギルでさえ、「お前の事が分からない」とQを評しています。一方で、同じく『ストリートファイターIII』シリーズに登場するショーンからは、ギル率いる秘密結社の構成員ではないかと疑いの目を向けられています。彼の鉄仮面には特徴的な構造があり、左耳の部分には鍵穴、右耳の部分には蝶番が確認できます。
なお、『ストリートファイターV』本編には登場していませんが、公式サイトの「シャドルー格闘家研究所」内の「キャラ図鑑」では、S.I.N.のエージェントであるクリムゾン・ヴァイパーがQの調査を進めているという設定が明かされています。
Qは『ストリートファイターIII 3rd STRIKE』で新たに追加された5名のキャラクターの一人です。ゲーム内ではユリアンやヒューゴーと並ぶ長身を誇ります。その体格に反して移動速度はかなり遅い部類に入りますが、繰り出す技は全体的に大振りながらも、一撃あたりのダメージが高いパワータイプの性能を持ちます。特に通常技の強攻撃には、技の後に自身の体勢を大きく崩すものが少なくありません。攻撃力と防御力の両方が高めに設定されており、特に防御力に関しては、後述するパーソナルアクションによってさらに強化することが可能です。
Qのパーソナルアクション（PA）は、力強く大地を踏み鳴らしながら両腕を大きく広げ、相手を威嚇するような動作です。この動作を行うと、Qの防御力がわずかに上昇します。この防御力上昇効果は、そのラウンド中持続し、最大で3回まで効果を重ねがけして蓄積させることができます。
Qの技名称は、全てに「（仮）」が付いています。これは、彼を追跡・観察しているCIAが便宜上名付けた「仮称」であるという設定によるものです。ただし、『ストリートファイターIII 3rd STRIKE ONLINE EDITION』においては、スーパーアーツ以外の技から「（仮）」の名称が削除されています。
通常技: ジャンプ時の攻撃は垂直と斜めの区別がありません。
通常投げ:
捕獲及び膝部を用いた痛打（仮）: 相手を片手で捕まえ、自身の膝に顔面を叩きつけます。
捕獲及び投擲による墜落衝撃（仮）: 相手を軽々と持ち上げ、力強く地面に投げ捨てます。
特殊技:
腕部による上方攻撃（仮）: 対空技として機能するアッパーカットです。
両腕による前進痛撃（仮）: 前方にステップしつつ、両手で挟み込むように拳を打ち込む技です。
転倒からの頭部痛撃（仮）: 高い位置への回し蹴り後に転倒する隙の大きな技ですが、ヒットすると相手はダウンします。
必殺技:
突進頭部打撃（仮）: 素早い突進からパンチ。ガード後の隙が少なく、SAキャンセル可能。EX版は相手を吹き飛ばし跳ね返らせます。
突進下肢打撃（仮）: 素早い突進から相手の足元を払う下段攻撃。立ちガード不能。EX版は連続攻撃に変化。
突進頭頂部打撃（仮）: 素早い突進から拳を振り下ろす中段攻撃。しゃがみガード不能。
高速度連続打撃（仮）: その場で両腕を交互に高速で振り回す3連続攻撃。EX版は7発になり相手を吹き飛ばします。
捕獲及び痛恨打撃（仮）: リーチの長い投げ技。相手を捕らえ、強烈なアッパーカットで空高く浮かせます。
SA1 突進及び致死連続打撃（仮）: 突進攻撃を5連続で繰り出すSA。4発目が立ちガード不能。ヒットで相手を画面端に吹き飛ばし、位置が入れ替わります。（ストック数: 2, ゲージ長: 96）
SA2 腹部及び後頭部への痛打（仮）: 腹部攻撃後に後頭部へ追撃する技。ヒットで相手を地面に叩きつけ、追撃可能にします。（ストック数: 1, ゲージ長: 120）
SA3 爆発を伴う打撃や捕獲（仮）: 発動後、追加コマンドで特殊な打撃または捕獲が可能に。成功で大爆発を起こし大ダメージを与えます。この捕獲時のみ「Danger!」と発声します。（ストック数: 1, ゲージ長: 112）
Qは通常の対CPU戦には特定の条件を満たさない限り登場しません。以下の条件を満たした上で7戦目または8戦目に到達すると、乱入キャラクターとして出現します。乱入時のステージは変化しませんが、BGMはQ専用のものに切り替わります。
ノーコンティニュー
ラウンド無敗
SPポイント2以上
SAフィニッシュを規定回数以上（削り不可）
1ラウンド制: 1回
3ラウンド制: 2回
5ラウンド制: 3回
* 7ラウンド制: 4回
Qのエンディングに登場するCIAのメンバー、デビッドとジュリアンについて、そのフルネームがデビッド・スペンダーとジュリアン・リーであることが、『ストリートファイターV』公式サイトの「キャラ図鑑」にて明らかになっています。また、彼らの上司の名前がウェイン・ナカムラであることも同サイトで判明しました。
鉄仮面の下に何を秘めているのか、その目的は何なのか、そして何者なのか。多くの謎を残したまま、Qは『ストリートファイター』シリーズの世界において、異彩を放つ存在であり続けています。
人物像と背景
Qの国籍、年齢、性別、さらには人間であるかどうかも一切不明です。彼は非常に寡黙で、ほとんど言葉を発しません。感情も鉄仮面の下に隠され、その真意をうかがい知ることは困難です。彼が時折見せる、倒れた相手を踏みつけるような行動も、その目的は定かではありません。彼の台詞は、わずかに点と感嘆符や疑問符を組み合わせた記号のみで構成されています。
世界各地で同時多発的に発生している複数の猟奇事件の現場で彼の姿が目撃されており、このためアメリカ中央情報局（CIA）から厳重な監視対象とされています。しかし、CIAの高度な調査能力をもってしても、Qに関する確たる情報はほとんど得られていません。現状では、彼の存在を公式に認めることすら難しい、というのがCIAの結論です。
世界の裏社会を牛耳る秘密結社を率いるギルでさえ、「お前の事が分からない」とQを評しています。一方で、同じく『ストリートファイターIII』シリーズに登場するショーンからは、ギル率いる秘密結社の構成員ではないかと疑いの目を向けられています。彼の鉄仮面には特徴的な構造があり、左耳の部分には鍵穴、右耳の部分には蝶番が確認できます。
なお、『ストリートファイターV』本編には登場していませんが、公式サイトの「シャドルー格闘家研究所」内の「キャラ図鑑」では、S.I.N.のエージェントであるクリムゾン・ヴァイパーがQの調査を進めているという設定が明かされています。
ゲームプレイの特徴
Qは『ストリートファイターIII 3rd STRIKE』で新たに追加された5名のキャラクターの一人です。ゲーム内ではユリアンやヒューゴーと並ぶ長身を誇ります。その体格に反して移動速度はかなり遅い部類に入りますが、繰り出す技は全体的に大振りながらも、一撃あたりのダメージが高いパワータイプの性能を持ちます。特に通常技の強攻撃には、技の後に自身の体勢を大きく崩すものが少なくありません。攻撃力と防御力の両方が高めに設定されており、特に防御力に関しては、後述するパーソナルアクションによってさらに強化することが可能です。
パーソナルアクション
Qのパーソナルアクション（PA）は、力強く大地を踏み鳴らしながら両腕を大きく広げ、相手を威嚇するような動作です。この動作を行うと、Qの防御力がわずかに上昇します。この防御力上昇効果は、そのラウンド中持続し、最大で3回まで効果を重ねがけして蓄積させることができます。
技の概要
Qの技名称は、全てに「（仮）」が付いています。これは、彼を追跡・観察しているCIAが便宜上名付けた「仮称」であるという設定によるものです。ただし、『ストリートファイターIII 3rd STRIKE ONLINE EDITION』においては、スーパーアーツ以外の技から「（仮）」の名称が削除されています。
主要な技
通常技: ジャンプ時の攻撃は垂直と斜めの区別がありません。
通常投げ:
捕獲及び膝部を用いた痛打（仮）: 相手を片手で捕まえ、自身の膝に顔面を叩きつけます。
捕獲及び投擲による墜落衝撃（仮）: 相手を軽々と持ち上げ、力強く地面に投げ捨てます。
特殊技:
腕部による上方攻撃（仮）: 対空技として機能するアッパーカットです。
両腕による前進痛撃（仮）: 前方にステップしつつ、両手で挟み込むように拳を打ち込む技です。
転倒からの頭部痛撃（仮）: 高い位置への回し蹴り後に転倒する隙の大きな技ですが、ヒットすると相手はダウンします。
必殺技:
突進頭部打撃（仮）: 素早い突進からパンチ。ガード後の隙が少なく、SAキャンセル可能。EX版は相手を吹き飛ばし跳ね返らせます。
突進下肢打撃（仮）: 素早い突進から相手の足元を払う下段攻撃。立ちガード不能。EX版は連続攻撃に変化。
突進頭頂部打撃（仮）: 素早い突進から拳を振り下ろす中段攻撃。しゃがみガード不能。
高速度連続打撃（仮）: その場で両腕を交互に高速で振り回す3連続攻撃。EX版は7発になり相手を吹き飛ばします。
捕獲及び痛恨打撃（仮）: リーチの長い投げ技。相手を捕らえ、強烈なアッパーカットで空高く浮かせます。
スーパーアーツ (SA)
SA1 突進及び致死連続打撃（仮）: 突進攻撃を5連続で繰り出すSA。4発目が立ちガード不能。ヒットで相手を画面端に吹き飛ばし、位置が入れ替わります。（ストック数: 2, ゲージ長: 96）
SA2 腹部及び後頭部への痛打（仮）: 腹部攻撃後に後頭部へ追撃する技。ヒットで相手を地面に叩きつけ、追撃可能にします。（ストック数: 1, ゲージ長: 120）
SA3 爆発を伴う打撃や捕獲（仮）: 発動後、追加コマンドで特殊な打撃または捕獲が可能に。成功で大爆発を起こし大ダメージを与えます。この捕獲時のみ「Danger!」と発声します。（ストック数: 1, ゲージ長: 112）
乱入条件
Qは通常の対CPU戦には特定の条件を満たさない限り登場しません。以下の条件を満たした上で7戦目または8戦目に到達すると、乱入キャラクターとして出現します。乱入時のステージは変化しませんが、BGMはQ専用のものに切り替わります。
ノーコンティニュー
ラウンド無敗
SPポイント2以上
SAフィニッシュを規定回数以上（削り不可）
1ラウンド制: 1回
3ラウンド制: 2回
5ラウンド制: 3回
* 7ラウンド制: 4回
関連情報
Qのエンディングに登場するCIAのメンバー、デビッドとジュリアンについて、そのフルネームがデビッド・スペンダーとジュリアン・リーであることが、『ストリートファイターV』公式サイトの「キャラ図鑑」にて明らかになっています。また、彼らの上司の名前がウェイン・ナカムラであることも同サイトで判明しました。
鉄仮面の下に何を秘めているのか、その目的は何なのか、そして何者なのか。多くの謎を残したまま、Qは『ストリートファイター』シリーズの世界において、異彩を放つ存在であり続けています。
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