Q'ulle

Q'ulle (キュール) : ネットとリアルを繋いだ、エモーショナルな5人組

Q'ulleは、かつて存在した5人組の「ロックダンスアーティスト」です。ニコニコ動画の「踊ってみた」ムーブメントから生まれた彼女たちは、エモーショナルなロックサウンドに乗せて、ネットとリアルをつなぐ架け橋となるべく精力的に活動していました。「Q'ulle」というユニット名は、英語の「Cute」と「Cool」を掛け合わせた造語であり、元になったのはフランス語の「quelle」（英語でいうWhat）で、驚きや感動を常に共有していきたいという思いが込められています。avex rhythm zoneに所属していました。

グループの軌跡

Q'ulleは、ニコニコ動画内で「踊ってみた」というムーブメントを生み出した5人がスタートさせたユニットです。前身となるグループDANCEROIDが解散後、「もっと上を目指したい」という意志を持ったメンバーが集まり再結成されました。再結成の際、Q'ulleとして武道館に立つことを目標として掲げていました。

サウンドプロデューサーにはDECO27を迎え、2015年1月14日に1stシングル「mic check one two」をKADOKAWA メディアファクトリーよりリリース。楽曲は主にJ-ROCKで、エモーショナルな歌詞や楽曲から「エモ・ロック」と称されることもありました。デスボイスやシャウト、ラップなど、様々な要素が盛り込まれているのも特徴です。メンバーのいくら、やっこは作詞にも参加していました。

ワンマンライブでは、BACK BANDと共にメンバー5人＋バンド5人の10人組バンドのような編成で行われることもありました。ヘドバンや折り畳みなど激しいパフォーマンスが多く、見た目とのギャップに驚かれることも少なくありません。BACK BANDはMVなどにも出演しています。

5thシングル「ALIVE/再生論」よりNaoki Itai (MUSIC FOR MUSIC)が作曲で参加。以後サウンドプロデューサーとして多くの楽曲を手掛けています。また、彼自身もBACK BANDのメンバーとしてステージに立つこともありました。

これまでには韓国、台湾、シンガポール、中国を含む大規模なアジアツアーを成功させ、2017年には全国20都市23公演となる自身最多公演数のツアーも行われました。

2016年8月、所属するKADOKAWAの音楽部門の統廃合があり、所属レーベルが消滅。それによりKADOKAWAグループとの契約が打ち切られました。当時、アジアツアーの真っ最中だった為、所属レーベルを探しながらのツアーとなりました。

2016年10月、アジアツアーのファイナル公演(Zepp Diver City)で新しいレーベルとの契約が決まったことが発表され、11月にそれがavex rhythm zoneであると公表されました。

avex移籍後初のシングル「DON’T STOP」ではオリコンウィークリーランキング10位を獲得。その後2ndシングル「DRY AI」、1stアルバム「コネクトライト」をリリース。Musicる TVやバズリズムなどのタイアップも決定し、徐々にTV出演の機会が増えました。

Q'ulleとしての活動のほか、メンバー全員が動画共有サイトへ「踊ってみた動画」を精力的に投稿し続けていました。その際、メンバーのまなこが振付、ゆずきが衣装デザイン制作を行うことが多かったようです。また、Q'ulleのプロデュースによるアパレルブランド「CHOMEL SINGA」も手がけていました。

配信ライブQ'ulle Graduate Live「Five」を最後にメンバー全員卒業し、Q'ulleとしての活動に幕を下ろしました。

メンバー

いとくとら (いくら)：ボーカル、グループのリーダー。2022年7月7日にマヂカルラブリーの村上と結婚。
まぁむ：ボーカル。ゲーム好きで、英語が得意。
ゆずき：ボーカル、シャウト、デスボイス担当。衣装デザイン・制作も担当する。
やっこ：ボーカル・ラップ担当。笑顔と八重歯がトレードマーク。
まなこ：ボーカル、コーラス担当。振付を担当することも。

ディスコグラフィー

(詳細なディスコグラフィーは省略)

関連情報

(イベント出演、メディア出演、CM、ファンクラブ、アパレルブランドなどの情報は省略)

Q'ulleは、短い活動期間の中で、音楽、ダンス、ファッションなど、様々な分野で才能を発揮し、多くのファンを魅了しました。彼女たちの残した功績は、これからも多くの人々に語り継がれていくことでしょう。

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