R・PRINCESS

R・PRINCESS（ロケット・プリンセス）

概要

『R・PRINCESS』は、日本の漫画家、安西信行が手掛けた作品であり、彼の初連載となる作品です。この漫画は、1994年から1995年にかけて『週刊少年サンデー』（小学館）に連載されていました。連載は全3巻の単行本としてまとめられ、さらにワイド版やコンビニコミック版も展開されています。物語は、サイボーグの少女、大空小姫を中心に、一話完結形式で展開されるドタバタコメディです。2024年11月29日からは「サンデーうぇぶり」にてリバイバル連載が開始されることが発表されています。一方で、初連載終了後にはアニメ化の話も浮上しましたが、すでに終了した作品であるため実現には至りませんでした。

あらすじ

主人公の石橋甘悟は、ケンカ好きなワンパク少年で、家の隣に引っ越してきた少女、大空小姫と出会います。一見普通の女の子に見える小姫ですが、実は彼女はサイボーグです。小姫の登場によって、甘悟の平穏な日常は一変します。ある日、小姫の失敗で大空家は一夜にして火事になり、父である大王と共に甘悟の家に居候することに。ここから小姫を中心にした様々な騒動が勃発します。

登場人物

大空家

• - 大空小姫（おおぞら こひめ）: 主人公で16歳の少女。12月8日生まれ。サイボーグとして改造されたため、常人を超える怪力を持つ。天然な性格でありながら勉強も得意。特に「こうめちゃん」と呼ばれる食べ物に執着しており、なぜかそれ以外は口にしません。酒を飲むとネコミミとシッポが生え、性格が一変するというユニークな特徴も。
• - 大空大王（おおぞら だいおう）: 小姫の父である科学者。小姫のサイボーグ化を手がけた人物で、彼女を心から愛し、支持しています。「R-計画」のリーダーでもあり、彼の技術が小姫を生かす力になっています。

石橋家

• - 石橋甘悟（いしばし かんご）: 16歳で、物語の主な視点を担う少年。先輩や友人とトラブルを起こしがちですが、小姫に出会ってからは自らの人生を見つめ直すことになります。彼との仲が深まることで、戦う姿勢が変わっていくことも魅力です。
• - 石橋甘吉（いしばし かんきち）: 甘悟の祖父で、ピエール学園の校長。甘悟に強さを求める厳しい一面があります。
• - 石橋美甘（いしばし みかん）: 23歳で甘悟の姉。強い性格と色気を持ち、彼のパートナーとして物語に絡んでいます。

その他のキャラクター

• - 古村千里（こむら せんり）: 学園の生徒会副会長で、風紀を守る立場にいますが、一方で自由な側面も持つ面白いキャラです。彼女が小姫を倒すために手を回す姿は、物語の進行に大きな影響を及ぼします。
• - 高山浩行（たかやま ひろゆき）: 千里のサポート役であり、発明家。小姫との対立を経て、和解していく過程が重要です。
• - 大地帝（だいち みかど）: 転入生で、彼女との出会いも物語にスパイスを加えます。サイボーグたちとの関わりによって、甘悟たちの成長も促されます。

まとめ

『R・PRINCESS』は、サイボーグの少女とワンパク少年の日常を描いた物語で、友情や成長、恋愛など様々な要素が詰まっています。特に、小姫の個性的なキャラクターと彼女の周囲の人々との関わりが作品の魅力を高めています。再びブラッシュアップされた形でのリバイバル連載が始まり、多くのファンが楽しめる機会が増えていることも嬉しいポイントです。

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