RADIO-X

RADIO-X（レディオ・エックス）

RADIO-Xは、埼玉県のFMラジオ局NACK5で放送されていた生放送形式のリクエスト番組で、多くのリスナーに親しまれた人気の深夜番組です。この番組は2001年に始まり、当初は月曜日から木曜日までを中心に放送されていましたが、2003年4月からは金曜日も加わり、全週5日体制で放送されるようになりました。

放送の歴史

番組は開始以来、リスナーのリクエストやメッセージを積極的に取り入れ、その参加型のスタイルが好評を博しました。特に金曜日の番組は聴取率が高く、放送開始から1年目は音楽に重点を置き、1960年代から1980年代の楽曲を中心に選曲していたことも特徴です。このように、深夜に働くドライバーや中年層のリスナーからも広く支持される結果となったのです。

最初のパーソナリティは落合隼亮が毎日担当していましたが、2002年からは曜日ごとの担当制に移行しました。この変更により、様々なDJがそれぞれの個性を生かして番組を盛り上げる役割を担いました。また、番組はNACK5とFM横浜の共同制作で開始されたものの、FM横浜での放送は2002年9月に終了しました。その後、福岡のCROSS FMや京都のα-STATION、新潟のFM PORTでもネットされていた時期もありました。

人気の要因

番組の人気要因にはリスナーの参加が大きかったと言えます。特に最後の金曜日の放送では、局のパソコンがフリーズするほどのアクセスがあり、パーソナリティの黒田治も「今日は過去最高のメールでしょうね」とコメントしました。このように、リスナーとの対話を大切にし、彼らからの意見やリクエストを番組内で紹介するスタイルが、多くの支持を集めることにつながったのです。

放送時間とDJの紹介

RADIO-Xの放送時間は次第に拡大され、月曜日から木曜日は25時から27時の放送が、2002年以降は28時まで延長され、2003年4月からは金曜日も加わって25時から30時30分に放送されました。

各曜日のDJについては、月曜日から金曜日まで異なるパーソナリティが担当し、それぞれの曜日に特徴的なコーナーが設けられていました。特に月曜日は落合隼亮が長年担当し、広く親しまれていました。

番組のコーナー

RADIO-Xでは毎晩異なるテーマやコーナーが構成され、ゲストを招いてのトークやリスナーからのメッセージ紹介などが行われていました。また、毎日部署されたニュースや天気予報も大切な要素とされており、リスナーに必要な情報を提供していました。

終焉とその後

2008年3月28日にRADIO-Xは放送を終了しましたが、番組は多くのファンの心に残る存在として記憶されています。最後の放送では、5年後に録音した音源やキーワードを使った企画を行うことが語られました。このように、RADIO-Xはただの音楽番組にとどまらず、リスナーとの絆を深める、特別な場となっていました。

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