RAINBOW (音楽グループ)

RAINBOW：韓国を彩った7色の輝き

2009年、韓国で華々しくデビューを飾った7人組女性アイドルグループRAINBOW。グループ名は、7人のメンバーそれぞれが持つ個性と魅力を象徴する虹から名付けられました。練習生時代から名付けられたニックネームが、最終的にグループ名を決定づけるほど、メンバーの個性がグループのアイデンティティを形成する上で重要な役割を果たしていたことがわかります。

DSPメディア所属として、人気ガールズグループKARAの妹分としてデビュー前から大きな注目を集め、デビュー前の写真公開時には韓国の主要ポータルサイトで検索ランキング1位を獲得するなど、その人気は早くから期待されていました。

デビューから解散、そして再結成へ

2009年11月12日、ミニアルバム『Gossip Girl』で鮮烈なデビューを飾ったRAINBOW。その後、数々のデジタルシングルやミニアルバムをリリースし、韓国の音楽チャートで上位にランクインするなど、高い人気を確立していきました。

特に2010年8月12日に発売された1stデジタルシングル「A」は、特徴的な「おへそダンス」が話題を呼びました。しかし、一部から扇情的であるとの指摘を受け、テレビ放送禁止処分を受ける事態にも発展しました。その後も、RAINBOW BLAXXなどのユニット活動では、より大胆なパフォーマンスを披露するなど、グループの活動は多岐に渡り、メンバーそれぞれの個性を際立たせる活動を展開しました。中でも、キム・ジェギョンは、その豊満なバストを活かしたセクシーなダンスで、多くのファンを魅了しました。

RAINBOWの知名度向上に大きく貢献したのは、リーダーのジェギョンが務めたサムスンカードや化粧品の広告モデルです。これにより、グループ全体の認知度が向上し、更なる人気獲得に繋がっていきました。

2011年には2ndミニアルバム『TO ME』が音楽番組やオンラインチャートで上位にランクインするなど、高い音楽性と人気を証明しました。また、ユニット活動も盛んに行われ、2012年にはスンア、ジスク、ヒョニョンによる3人組ユニットRAINBOW Pixieがデビュー、2014年にはジェギョン、ヒョニョン、スンア、ウリによる4人組ユニットRAINBOW BLAXXがデビューを果たしました。RAINBOW BLAXXのデビュー時には、15禁、19禁のグラビア映像を公開するなど、セクシー路線を明確に打ち出しました。

7年間の活動を続ける中で、2016年11月12日、DSPメディアとの専属契約満了に伴い、惜しまれつつ解散。しかし、2019年11月14日、デビュー10周年を記念して、スペシャルシングル『Over The Rainbow』をリリースし、期間限定で再結成を果たしました。このアルバムは、リーダーのジェギョンが自費で制作し、収益は全額寄付されるという、メンバーの強い意志が感じられる作品となりました。再結成後には、JTBCのテレビ番組『アイドルルーム』に出演するなど、グループとしての活動を再開しました。

日本での活動

RAINBOWは韓国のみならず、日本でも精力的な活動を展開しました。2010年には初来日を果たし、様々なイベントに出演。2011年には日本デビューシングル「A」をリリースし、日本での本格的な活動をスタートさせました。日本での活動では、韓国版とは一部振り付けを変更するなど、日本市場への配慮が見られました。その後も、シングルやアルバムをリリースし、コンサートやイベントに出演するなど、日本でのファン層も着実に拡大していきました。

メンバーとそれぞれの活動

RAINBOWには、デビュー前に在籍していたメンバーも数名存在しました。しかし、最終的に7人のメンバーでデビューを果たし、それぞれの才能を活かし、グループ活動に貢献しました。解散後も、メンバー個々の活動は多岐に渡り、女優、歌手、バラエティ番組への出演など、それぞれの分野で活躍しています。

輝きを放ち続けた7色の虹

RAINBOWは、7人のメンバーそれぞれの個性と魅力が融合した、唯一無二のグループでした。華麗なパフォーマンス、数々のヒット曲、そしてメンバーの強い絆。解散後も、その輝きは多くのファンの心に生き続けています。10周年記念の再結成は、彼女たちが築き上げた歴史と、ファンの変わらぬ愛情を象徴する、感動的な出来事だったと言えるでしょう。

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