RAPES

RAPES (レイプス)とは

RAPESは、日本のハードコアパンクシーンで特に名高いバンドで、1980年代後半から活動を開始しました。ボーカルのSHINTANIを中心に、彼らはダンス・マカブラ、S.O.B、OUTO、グリフィンとの強力な結びつきで知られ、関西のハードコア・メタルコア界での老舗かつ代表的な存在とされています。その音楽スタイルは一筋縄ではいかず、真実かどうかはわからない多くの逸話が語られることがあります。こうした気になる逸話の一部については、音楽メディア『Quick Japan』のVol.11で当時のメンバー自身が否定した例も見受けられますが、それでもなお彼らの伝説は多くのファンに語り継がれています。特に、バンドのステージで流れるClawfingerの「Hold Your Hand Up」は印象的です。

メンバー構成

• - SHINTANI (ボーカル)
• - Ree (ギター)
• - Gish (ベース) - 2006年脱退
• - Koichi (ドラムス)

バンドヒストリー

RAPESは、SHINTANIがホイップ・ブレインやブルータスなどで活動していた時期に、1989年に大阪で音楽活動をスタートさせました。彼の力強いボーカルは、瞬く間に周囲に認識されることとなります。

東京への移転

1995年には活動の拠点を東京に移し、メタルバンドROSENFELDに属していたGishとKoichiをバンドに迎え入れることになりました。この移転は、RAPESの新たな章を切り開く伏線となり、同年の10月31日にはハロウィン・パーティーに合わせたライブイベントを恒例行事として行うようになりました。

近年の活動

2002年にはゴシック系のイベント「Brand New Terro+R+hythm」への出演や、自主レーベル「SHINING」の設立を行いました。その後も、数々のイベントに参加し、例えば2003年6月14日に開催されたCOLORのMARRYの一周忌オールナイトイベントや、2005年8月14日のTHE DEAD P☆P STARSが主催するイベントにも登場。SHINTANIは、CYBER PROJECTとしても活動を展開し、2005年8月には高田馬場の「FAKE & LIAR」ライブに出ています。

しかし、2006年にはGishが脱退した影響で、2月10日から12日までの「Rumble to the GRIND」で一時活動を休止。その後の2007年7月30日には、元CITY INDIANのSinに向けた追悼イベントに参加し、PAINTBOXのCHELSEAを迎えた一夜限りの特別公演を行いました。バンドはR/A/P/E/S名義で特別なステージを披露し、一時の復活を果たしたのです。

ディスコグラフィ

• - MURDERER'S NIGHT (1988年、アルケミー)

- STREET GANG RAPES名義でリリースされたファースト・EP。

• - FINAL COLLECTION (1991年、アルケミー)

- 活動休止の宣言を受けてリリースされた懐古的な作品。

• - Restriction (1997年、BLACK BOX)

- 東京に活動拠点を移してからの復活作。

• - FLY AGAIN (1998年、BLACK BOX)

- 「FINAL COLLECTION」のリマスターベスト。

• - Other Side (2001年、SHINING)

- 収録曲は4曲。

オムニバス参加作品

• - FEAR (1988年、アルケミー)

- 関西のハードコアバンド3組とともに参加。

• - TASTE OF WILD WEST I (1990年、徳間ジャパン)

- 他の人気バンドと共演しメジャーリリース。

RAPESは、その独自のスタイルと過酷なシーンで築き上げた歴史により、今もなお日本のハードコアパンクにおいて重要な存在です。

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