ROCK&SOUL 2010-2011 LIVE

『ROCK & SOUL 2010-2011 LIVE』

『ROCK & SOUL 2010-2011 LIVE』（ロック・アンド・ソウル・にせんじゅう・にせんじゅういち・ライヴ）は、日本のシンガーソングライターである清木場俊介が、2011年6月29日にリリースしたライブ音源を収めたアルバムです。

この作品は、清木場俊介が展開した一連の音楽プロジェクト『ROCK & SOUL〜三種の神器〜』における、重要な第二弾として位置づけられています。彼にとって、ライブパフォーマンスの模様をパッケージしたアルバムとしては、2008年に発表された『清木場祭2007』以来、およそ3年ぶりのリリースとなりました。この3年という期間は、アーティストとしての成長や音楽性の深化を経ており、その集大成ともいえるライブの記録として、ファンから大きな期待が寄せられた作品です。

本作は、CD二枚組で構成されています。ディスク1は「DISC-ROCK」、ディスク2は「DISC-SOUL」と銘打たれており、タイトルの通り、清木場俊介の音楽性の根幹をなすロックとソウルという二つの側面を、それぞれ異なる切り口で深く掘り下げた楽曲群が収録されています。「DISC-ROCK」には、彼の持つ力強さや情熱、そしてストレートなメッセージ性が際立つロックナンバーを中心に選曲されています。一方、「DISC-SOUL」には、メロディアスで情感豊かなバラードや、心地よいグルーヴを持つ楽曲が収められ、彼の歌唱力や表現力の幅広さを感じさせる内容となっています。

このアルバムの特筆すべき点として、単にライブ演奏の音声のみを収録しているのではなく、実際のライブ会場に集まった観客たちの熱気や興奮、そしてアーティストとファンが一体となったコール、さらには感動的な合唱といった、臨場感あふれる生の声が豊富に収められている点が挙げられます。特に、ライブ本編の演奏終了後に収録されたファンの大合唱「僕らの絆 〜仲間からの返事〜」は、楽曲「僕らの絆 〜仲間への手紙〜」に対するファンのレスポンスとして収録されており、会場全体の感動的な一体感をそのまま伝える、このアルバムならではの特別なトラックとなっています。これにより、リスナーはまるで実際にライブ会場に足を踏み入れたかのような、五感を刺激される追体験をすることができます。アーティストの迫力あるパフォーマンスはもちろんのこと、ファンとの間に築かれた強固な絆や、ライブという空間が生み出す唯一無二の空気感を、音源を通して感じ取れるように配慮された収録内容と言えるでしょう。

収録曲は以下の通りです。

DISC-ROCK
–opening-
魔法の言葉
FLASHBACK
風に唄えば…
君を探してる
夜に消えても…。
永遠
プロポーズ
キミが居なければ
エール

DISC-SOUL
JET
愛NEED YOUR LOVE
俺だけのハイウェイ
FAKE
GO! WAY!
僕らの絆 〜仲間への手紙〜
終わりなき旅路の中で…
–ending-
* 僕らの絆 〜仲間からの返事〜（※ライブ終演後のファンによる合唱）

このアルバムは、清木場俊介がその時期に行っていたライブ活動の充実ぶりを示すものであり、彼の真骨頂であるROCKとSOULが見事に融合したパフォーマンスが記録されています。約3年ぶりとなるライブアルバムのリリースは、ファンにとって彼のライブパフォーマンスを改めて深く味わう機会を提供し、アーティストとファンとの間の揺るぎない絆を再確認させるものでした。ライブ会場の熱気、情感あふれる歌声、そして観客の声援が一体となった、聴きごたえのあるライブ作品として、現在も彼のディスコグラフィーの中で重要な位置を占めています。

もう一度検索