RODEO★GANG:ゼリ→のメジャーデビューを飾った記念碑的作品
2000年4月19日、日本のロックシーンに新たな旋風を巻き起こすべく、ロックバンド・ゼリ→のメジャーデビュー
アルバム『RODEO★GANG』が東芝EMIよりリリースされました。
本作は、それまでインディーズで活動してきたゼリ→にとって初のメジャー
アルバムということもあり、バンドの新たな出発点、そして成長の証を刻み込んだ重要な作品となっています。先行シングルとしてリリースされ、既に高い人気を誇っていた『光を放つように』を含む全13曲が収録されており、彼らの音楽的才能と幅広さを余すことなく示しています。
アルバムジャケット:印象的な一枚
ジャケット写真は、先行シングル『光を放つように』のジャケット写真が基になっています。メンバーが子供と年配の男性を肩車している、個性的な構図が目を惹きつけます。この写真からは、バンドの親しみやすさと、世代を超えた音楽への情熱が感じられ、
アルバムの世界観を象徴する一枚となっています。
収録楽曲:多様な魅力が詰まった13曲
アルバムには、アップテンポで疾走感あふれるロックナンバーから、聴き手の心に深く響くバラードまで、多彩な楽曲が収録されています。特に注目すべきは、インディーズ時代に発表された楽曲をメジャーバージョンとして再収録している点です。
例えば「ROCKER (STUD BULL VERSION)」は、インディーズ時代のシングルとは大きくテンポが異なり、メジャーデビュー後新たなアレンジが加えられたことで、より洗練されたサウンドに生まれ変わっています。ライブでは「俺達の始まりの歌」として紹介されるこの曲は、バンドの歴史と進化を象徴する一曲と言えるでしょう。
また、「光を放つように (GANG MIX)」や「
おもちゃのピストル (GANG MIX)」など、シングルバージョンとは異なるミックスで収録されている楽曲も存在し、
アルバムならではの聴き応えを提供しています。
全13曲のトラックリストは以下の通りです。
1. RODEO RADIO (作詞:ヤフミ/作曲:ユータロー)
2. NO THANKS BLUE GHOST (作詞:ヤフミ/作曲:カズキ)
3. 光を放つように (GANG MIX) (作詞:ヤフミ/作曲:ユータロー)
4. HOWLING SUNDAY (作詞:ヤフミ/作曲:カズキ)
5. MY WAY (作詞:ヤフミ/作曲:カズキ)
6. ROCKER (STUD BULL VERSION) (作詞:ヤフミ/作曲:カズキ)
7. イナズマ (作詞:ヤフミ/作曲:ユータロー)
8.
おもちゃのピストル (GANG MIX) (作詞:ヤフミ/作曲:カズキ)
9. I'm standing (作詞:ヤフミ/作曲:カズキ)
10. FATMAN'S SLOWLY WALKIN' IN THE MORNING (作詞・作曲:ヤフミ)
11. NITRO GANG (作詞・作曲:ヤフミ)
12. Silver fox falls into the pitfall (GANG MIX) (作詞:ヤフミ/作曲:カズキ)
13. LONDON NIGHT MOVIE (作詞:ヤフミ/作曲:カズキ)
それぞれの楽曲は、ゼリ→の個性的な音楽性が存分に発揮されており、聴く者の心を掴んで離しません。
まとめ:ゼリ→の音楽的可能性を示した作品
『RODEO★GANG』は、ゼリ→のメジャーデビュー
アルバムとして、彼らの音楽的可能性を広く示した重要な作品です。インディーズ時代の楽曲を再構築し、新たなアレンジを加えることで、バンドの成長と進化を鮮やかに描き出しています。多様な楽曲と、印象的なジャケット写真は、今でも多くのファンを魅了し続けています。この
アルバムは、日本のロック音楽史において重要な位置を占める作品として、長く記憶されることでしょう。