ROMANTIC VIOLENCE

アン・ルイス『ROMANTIC VIOLENCE』

『ROMANTIC VIOLENCE』（ロマンティック・ヴァイオレンス）は、アン・ルイスが1984年5月21日に発表した11枚目のスタジオ・アルバムです。ビクターレコードからLP（SJX-30232）とCD（VDR-1525）で発売されました。

概要

本作は、音楽プロデューサーでありギタリストの伊藤銀次がサウンド・プロデュースを担当しました。演奏には、青山純（ドラムス）、美久月千晴（ベース）、北島健二（ギター）、鳥山雄司（ギター）、山木秀夫（ドラムス）といった、当時の日本の音楽シーンを代表するミュージシャンたちが参加しています。

アルバムには、先行シングルとしてリリースされた「薔薇の奇蹟」とそのB面曲「GET AWAY」が、アルバムバージョンとして収録されています。これらの楽曲は、アン・ルイスの新たな音楽性を提示するものとして、当時大きな話題を呼びました。

CD版は1988年に発売された後、長らく廃盤の状態が続いていましたが、2007年6月21日に約19年ぶりに紙ジャケット仕様で再発売され、ファンを歓喜させました。さらに、2013年8月28日にはタワーレコード限定で再発売されています。2022年3月2日からはMEG-CDでの取り扱いも開始され、より多くの人が本作に触れる機会が増えました。

収録曲

収録曲は以下の通りです。

LP/CTとCDで収録曲は同一です。

1. CRAZY RAIN
2. 薔薇の奇蹟 (ALBUM VERSION)
3. 恋のブギ・ウギ・トレイン
4. KISS KISS BANG BANG
5. ラスト・ダンスは私に
6. GET AWAY (ALBUM VERSION)
7. I LOVE YOUより愛してる
8. HEART BREAK HOTEL
9. FOUR SEASONS
10. LUCKY GIRLに花束を

制作の背景

80年代の音楽シーンは、多様なジャンルが混ざり合い、新たなサウンドが次々と生まれていました。アン・ルイスは、それまでのイメージを大胆に刷新し、よりロック色の強い、エッジの効いたサウンドに挑戦しました。伊藤銀次のプロデュースのもと、一流のミュージシャンが集結し、彼女の新たな魅力を引き出すことに成功しています。

アルバムが与えた影響

『ROMANTIC VIOLENCE』は、アン・ルイスのキャリアにおいて重要なターニングポイントとなる作品です。本作以降、彼女はよりロック色の強い音楽性を追求し、多くのファンを魅了しました。また、アルバムに参加したミュージシャンたちの演奏も高く評価され、日本の音楽シーンに大きな影響を与えました。

外部リンク

紙ジャケット・コレクション：アン・ルイス｜ディスコグラフィー - ビクターエンタテインメント
アン・ルイス ROMANTIC VIOLENCE – Watanabe Music Publishing
* アン・ルイス、80年代に発表したアルバム4タイトルが紙ジャケ復刻！ – CDジャーナル

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