アルバム『ROSSO E AZZURRO』の紹介
概要
『ROSSO E AZZURRO』は、
堂本剛が
2002年8月7日にリリースした1枚目のオリジナル
アルバムです。この
アルバムは、これまで
KinKi Kidsとして活動してきた彼の音楽への拘りや独自の世界観が詰め込まれています。全曲が本人による作詞・作曲で構成されており、特に注目されるポイントは、初回盤のボーナストラックを除いてすべての曲が剛自身の手による作品であるという点です。
アルバムのタイトルである『ROSSO E AZZURRO』は
イタリア語で「
赤と
青」という意味を持ち、これにより彼の音楽の色彩や感情が視覚的にも表現されています。ジャケットデザインでも、タイトルは
赤の「ROSSO」と
青の「AZZURRO」で示され、そのシンプルなデザインが印象的です。先行
シングル「街/溺愛ロジック」を含む本作は、オリコン
アルバムチャートで初登場1位を記録しました。
特徴
初回盤には、本人直筆のイラストが施されたペットフィルムが付属しており、ファンにはたまらないコレクターズアイテム。さらに、昨年リリースされた
KinKi Kids13枚目の
シングル「
Hey! みんな元気かい?」も独自のソロバージョンとして収録されています。このボーナストラックは2分足らずの短い作品ですが、彼の個性的なスタイルを感じることができます。一方、通常盤はジャケットデザインが異なりますが、
アルバム本体の内容は同じです。
ライブとその後
この
アルバムを引っ提げて行われたコンサート『
LIVE ROSSO E AZZURRO』は大変好評で、同タイトルで映像化されています。コンサートは
アルバムの楽曲を中心に構成され、多くのファンを魅了しました。
アルバムリリース後、
堂本剛は再びグループ活動に戻りますが、ソロ
アルバムのリリースは
2004年まで間を置くこととなります。
アーティストの思い
彼は自身の作品について「これまで発表してきた楽曲には多くのものがあり、結果的に全体が中途半端な作品になってしまった」と振り返っています。この言葉から、彼が音楽にかける情熱や、聴く人々に伝えたい思いが伝わってきます。
収録曲
この
アルバムには多彩な楽曲が収められています。
- - さよならアンジェリーナ
- - Purity
- - GIRASOLE(イタリア語で「ひまわり」)
- - 歩き出した夏(MUSIC STATIONでパフォーマンスを披露)
- - We never know
- - 街(ソロデビューシングル)
- - 花(古い作成時期の曲)
- - Panic Disorder(自身がパニック障害について歌った曲)
- - 溺愛ロジック (New Mix)(別バージョン収録)
- - Luna
- - あなた
- - 心の恋人
- - Hey! みんな元気かい? (BONUS TRACK)(短いが印象深い楽曲)
この
アルバムは、
堂本剛の音楽的な成長ともいえる重要な作品であり、彼の独創的なアプローチが感じられる一枚です。