Rainbow (山本彩のアルバム)

アルバム『Rainbow』

山本彩のファーストアルバム『Rainbow』は、2016年10月26日にメジャーデビューを果たし、よしもとアール・アンド・シーからリリースされました。このアルバムは、彼女の音楽キャリアにおける重要な一歩となります。

リリース背景

AKB48グループからのソロデビューは、山本彩にとって大きな節目であり、彼女は14人目のソロアーティストとなります。特にNMB48のメンバーとしては渡辺美優紀に次ぐ2人目のソロデビューです。『Rainbow』は初回限定盤と通常盤の二種類でリリースされ、初回限定盤には「雪恋」のミュージックビデオや特典映像が収録されたDVDが付属しています。

このアルバムのリリースは、2016年8月25日にラジオ番組『AKB48のオールナイトニッポン』で発表されました。山本はシンガーソングライターとしての夢を語り、このアルバムをその夢へ向けた一歩として位置づけています。彼女のソロデビューは、秋元康の提案によってシングルではなくアルバムという形で行われました。

アルバムのサウンドプロデューサーには亀田誠治が起用され、GLAYのTAKUROやスガシカオからの楽曲提供も受けています。また、山本自身の作詞作曲も含まれた多岐にわたる楽曲が収められています。

アルバム制作の経緯

『Rainbow』の制作は2016年5月に始まり、同年9月28日にはアルバムのタイトルやアーティスト写真が公開され、翌日の29日にはレコーディングが完了しました。彼女のレギュラー出演しているラジオ番組『アッパレやってまーす!』で、同年10月3日に「雪恋」が初めてオンエアされ、収録内容も発表されました。さらに、10月6日には全収録内容とジャケット写真が公開され、特別番組『山本彩のLINELIVE!』ではアルバム制作のエピソードや想いを語りました。

収録楽曲とその意義

アルバムに収録されている楽曲のなかで、「レインボーローズ」は特に山本にとって特別な一曲です。彼女自身のストックから引っ張ってきたこの楽曲は、サビの歌詞が彼女の人生のモットーともなっており、大切に思っている言葉の一つです。これは、20歳の誕生日にファンから贈られた花に由来し、無限の可能性を象徴しています。

「彼女になりたい」という曲は、彼女が新たな視点から女子の気持ちを表現するために作り上げた楽曲で、ポジティブなエネルギーが込められています。また、「心の盾」は彼女が自身を表現したいという願いが込められた楽曲であり、非常に個人的な意味を持ちます。

イベントとメディア展開

『Rainbow』のリリースを記念して、山本彩は『山本彩 LIVE TOUR 2016 〜Rainbow〜』を開催しました。ツアーは名古屋、東京、札幌、大阪など全国各地で行われ、多くのファンとのひとときを過ごしました。

さらに、アルバムに収録された「雪恋」はNTTドコモやレコチョクのCMソングとしても使用されており、広く一般に知られる楽曲となりました。「ひといきつきながら」はJTのCMソングとしても起用されています。

『Rainbow』は山本彩の音楽的な成長と挑戦が詰まったアルバムであり、ファンにとって大切な一作となっています。音楽を通じて彼女の思いや夢が伝わるこのアルバムは、彼女のキャリアにおける重要なマイルストーンといえるでしょう。

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