KAT-TUNの最初の
シングル「Real Face」は、
2006年3月22日にJ-One Recordsから発売され、彼らの音楽キャリアのスタートを告げる重要な作品となりました。この曲はデビューを飾るにふさわしく、リリース直後から多くの注目を浴びました。
概要
KAT-TUNは結成から約5年の時を経て、CDデビューを果たしました。「Real Face」とその関連作品であるアルバム「Best of
KAT-TUN」、
DVD「Real Face Film」は同時に発売され、新たに設立されたプライベートレーベル「J-One Records」からリリースされました。このリリースは、当時の音楽業界において非常に特異なもので、初回出荷枚数は「Real Face」が100万枚を超え、他の関連作品もそれぞれ70万枚、50万枚と高い数字を記録しました。結果的に、オリコンによる累計売上は104.6万枚に達しました。
初回限定盤と通常盤では収録曲が異なり、初回限定盤は6種類の異なるジャケットが用意され、各メンバーがセンターに位置しているのが特徴です。さらに、これらの作品を揃えた完全限定BOXも販売され、特典として32ページのスペシャル・ブックレットやオリジナルステッカーが付属しました。
発売前には全国のラジオで音源が解禁され、テレビでの初披露は『
ミュージックステーション』で行われ、多くのファンとメディアの関心を集めました。さらには、渋谷には巨大看板やラッピングトラックが設置され、発売目前の盛り上がりをあらわしました。
収録曲
「Real Face」自体は、作詞をスガシカオ、作曲を
松本孝弘(
B'z)が手掛けました。曲名の「Real Face」は「本気」や「マジ」という意味を持ち、スガと松本は楽曲が制作される過程で対面することがありませんでした。同じく、アルバム『Best of
KAT-TUN』に収録されている「Real Face#1」は、松本がアレンジを手掛けています。
また、スガは2011年に自身のベストアルバム『SugarlessII』でこの曲をセルフカバーしています。2016年には
KAT-TUN10周年を記念して「君のユメ ぼくのユメ」がスガによって書き下ろされ、メンバーによる強い希望で収録されました。 さらに、2018年にリリースされた
シングル「Ask Yourself」には、3人体制になった
KAT-TUNが再度歌い直した「Real Face#2」が含まれており、ラップ部分の新たな作詞も行われました。
各種記録
「Real Face」はそのリリース直後からオリコン
シングルチャートでの首位を獲得し、デビュー
シングルとしては珍しい3週連続の首位を達成します。また、発売9週目で
ミリオンセラーに登り詰め、
CHEMISTRYの「PIECES OF A DREAM」以来5年ぶりの記録となりました。特にプラネット
シングルチャートでは、さまざまな型番の「Real Face」がTOP10に8作ランクインし、話題を呼びました。
記録内容 | 詳細 |
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初回出荷枚数 | 100万枚 |
オリコン累計売上 | 104.6万枚 |
3冠達成 | 史上2度目 |
JASRAC著作権ランキング | 年間6位 |
Real Face Film
「Real Face Film」は、
KAT-TUNの3作目の
DVDとして、
2006年3月22日に発売されました。収録時間は80分で、音楽
DVDとして当時の日本国内で最高の売上を記録しました。この
DVDには「Real Face」のビデオクリップやメイキング、インタビューなどが収められており、ファンにとっては見逃せない内容となっています。これにより、
KAT-TUNの初期の魅力を余すところなく楽しむことができる作品となりました。