Reiz (raits)

SOFT BALLETのライブアルバム『Reiz(ライツ) -Live at NHK Hall-』は、1991年11月22日にNHKホールで行われた公演の模様を収録した貴重な作品です。SOFT BALLETにとって唯一のライブアルバムであり、当時の彼らの勢いをダイレクトに感じることができます。

このアルバムは、単なるライブ録音ではありません。収録曲や曲順が異なる同名のVHSが発売されており、さらに同日のライブがNHK BS2で放送されるなど、様々な形で記録されています。それぞれのメディアで異なる編集が施されているため、すべてを合わせて体験することで、より深くライブの全貌を知ることができるでしょう。

アルバムタイトルの「Reiz」はドイツ語で「魅力」「刺激」といった意味を持ち、英語の「Attraction」に相当します。SOFT BALLETの音楽が持つ独特の妖艶さ、そして観客を惹きつける強い引力を表現した言葉と言えるでしょう。

収録曲

1. NOCTURNE (SE) (作曲: 藤井麻輝)
2. BODY TO BODY (作曲: 森岡賢)
3. PRIVATE PRIDE (作曲: 森岡賢)
4. PASSING MOUNTAIN (作曲: 森岡賢)
5. SPINDLE (作曲: 藤井麻輝)
6. FAITH IS A (作曲: 藤井麻輝)
7. SOMETHING AROUND (作曲: 森岡賢)
8. EGO DANCE (作曲: 森岡賢)
9. NEEDLE (ENGLISH VERSION) (作曲: 藤井麻輝)
10. NO PLEASURE (作曲: 藤井麻輝)
11. VIRTUAL WAR (作曲: 藤井麻輝)
12. CANTIGAS (SE) (作曲: 藤井麻輝)

全曲の作詞は遠藤遼一が担当（SEの2曲はインストゥルメンタル）。編曲は、M-1とM-12を藤井麻輝が、その他はSOFT BALLETが手掛けています。デジタルサウンドとインダストリアルな要素、そして耽美的なメロディが融合したSOFT BALLETならではの世界観が、ライブならではの高揚感とともに展開されます。

特に注目すべきは、ライブならではのアレンジや、観客の熱狂がダイレクトに伝わってくる臨場感です。スタジオ録音とは一味違う、生々しいSOFT BALLETの魅力を堪能できます。彼らの音楽が持つエネルギーと、ライブパフォーマンスの熱量が凝縮された、ファン必携のアイテムと言えるでしょう。SOFT BALLETの歴史を語る上で欠かせない、重要な作品です。

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