Rice (バンド)

rice（ライス）

概要

riceは、元ヴィジュアル系バンドRaphaelのメンバーによって結成された日本のロックバンドです。2001年4月から活動を開始し、当初は国内でのパフォーマンスが中心でしたが、2007年にはアジアやヨーロッパでライブツアーを行うなど、国際的な活動へと発展しました。主にボーカルの櫻井有紀が楽曲の作詞・作曲を担当し、一部の楽曲ではドラムの村田一弘が作曲に関わっています。

バンドは2012年に運営体制の見直しを行うために無期限の活動休止を発表しましたが、翌年には復活ライブを行い、再び活動を再開しました。しかし、2018年には年内での再休止が発表され、その後の音楽活動については未定な状況が続いています。

メンバー

• - 櫻井 有紀（YUKI）

1981年生まれ。ボーカルを担当し、音楽活動以外にもピアノの弾き語りコンサートを行うなど、多才なアーティストです。彼女は幼少期から歌に親しみ、特に小学校の音楽の授業での評価が歌唱活動のきっかけとなりました。また、独特の声帯を持ち、料理も得意という一面があります。2021年には咽頭がんを公表し、ファンを驚かせました。

• - 村田 一弘（HIRO）

同じく1981年生まれで、ドラムを担当しています。彼も作曲やコーラスを通じて様々な表現を追求しており、サポートドラマーとしても活動しています。伯父の影響でドラムを始めた彼は、独自のセンスによる演奏が特徴的です。

結成の経緯

riceはRaphaelの活動休止後、櫻井が音楽を辞めようとしていた矢先、村田から「お前の歌う曲を叩きたい」との言葉を受けることで再起を決意しました。バンド名は寿司屋での一コマから「ライス」と名付けられました。当時の軽いノリで付けられたこの名前には、ファンを楽しませたいという想いが込められています。

音楽性

riceの音楽は、楽器編成の幅広さが特徴で、ストリンギングの使用が楽曲に深みを与えています。ライブパフォーマンスではシンプルな構成から大規模な編成まで応じることができ、その多様性で観客を魅了しています。特に、Raphaelの曲に対するアンサーソングなども含まれており、創作の際には様々な感情を反映させようとする努力が随所に見受けられます。

エピソード

ファンクラブ向けには旅行やディナーショーなどユニークなイベントを開催しており、ファンとの距離感を大切にしています。また、ワンマンライブでは過去の曲のサウンドエフェクトを使い続けており、細部にわたって歴史を感じさせます。さらに、櫻井は自身の楽曲について、Raphael時代に作られたアイデアやフレーズを掘り起こすことにも力を入れており、ライブでの披露も行っています。

ディスコグラフィ

riceのディスコグラフィには、多数のシングルやアルバムが含まれており、特にシングルの中にはヒットした曲が多く見受けられます。また、ライブDVDなども発売しており、ファンにとって楽しめるコンテンツが豊富に用意されています。

結論

riceはその独自の音楽性と深い人間味を持ったメンバーによって、多くのファンに愛され続けています。結成以来、多くの挑戦と変化を経て、彼らの音楽は今後も新しい形で発展していくことでしょう。

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