RobiHachi

RobiHachi（ロビハチ）

『RobiHachi』は、スタジオコメットによるオリジナルの日本のテレビアニメで、2019年の4月から6月にかけて放送されました。物語は、十返舎一九の滑稽本『東海道中膝栗毛』を基にしたSF作品であり、原作の要素を持つキャラクターたちや地名が登場します。

あらすじ

物語はG.C.0051年、人類が宇宙人と連邦を結成し、宇宙旅行が日常的になった時代設定です。場所はNEOTOKYOで、そこでは惑星「イセカンダル」の広告が流されています。主人公のロビー・ヤージはルポライターとして活躍していますが、事故や詐欺に巻き込まれるなど不運な日々を送っています。借金取りから逃げながら、彼はある日、若者ハッチ・キタに助けられます。

ところが翌日、ハッチは借金取りのバイトとしてロビーの元を訪れ、二人は思わぬ騒動に巻き込まれてしまいます。さらに、金融会社の社長ヤンが取り立てにやって来たため、ロビーは自宅兼宇宙船「ナガヤボイジャー」を起動させ、ハッチを乗せたまま宇宙への逃走を試みます。彼らは「イセカンダル」へ向かう珍道中に飛び込むこととなります。

主な登場人物

• - ロビー・ヤージ（声 - 中井和哉）

ルポライターであり、31歳。仕事に恵まれず、借金取りから逃げ回っています。元は資産家出身ですが、ナガヤボイジャーで家出し、NEOTOKYOに住み着いています。宇宙旅行を通じて、一攫千金を狙っています。
名前は『東海道中膝栗毛』の主人公「弥次郎兵衛」に由来しています。

• - ハッチ・キタ（声 - 河本啓佑）

18歳の若者。優秀な頭脳を持っていますが、退屈を紛らわすために借金取りのバイトをします。ロビーの行動に興味を持ちつつも、未知の経験に心惹かれています。
正体は月の王国「ルナランド」の王子で、地球に来た際に大使館から脱走し、ロビーと出会います。
名前は『東海道中膝栗毛』の主人公「喜多八」に由来しています。

• - JPS-19（イック）（声 - 阪口大助）

ロビーのサポートロボット。宇宙船でのナビゲーションやメカニックを担当。見た目はかわいらしいが、性格は毒舌でバカにすることもあります。
名前は『東海道中膝栗毛』の作者、十返舎一九に由来しています。

• - ヤン（声 - 杉田智和）

金融会社の社長で、ロビーから返済を迫るキャラクターです。

• - アロ（声 - 木村昴）とグラ（声 - 徳留慎乃佑）

ヤンの手下。

用語解説

• - G.C（ギャラクシーセンチュリー）

西暦1969年に日本が宇宙人とファーストコンタクトを果たした年からの年号。

• - イセカンダル

アンドロメダ銀河内の惑星で、広告に登場する。名物はアカフクリスタルです。

• - ナガヤボイジャー

ロビーの居住地兼宇宙船。

スタッフ・キャスト

監督は高松信司が務め、原作は馬谷たいがによるものです。キャラクターデザインには八尋裕子が参加しており、音楽プロデューサーには堀切伸二が名を連ねています。

放送情報

放送はAT-Xなどのチャンネルで、2019年4月から6月の間に行われました。また、公式サイトやSNSなどで関連情報も発信されており、ラジオ番組も放送されています。

まとめ

『RobiHachi』を通じて、観客はロビーとハッチの予測不能な冒険を追体験できるでしょう。ユーモアと感動が詰まったこの作品は、SFアニメの新たな試みとして多くの人々に愛されています。

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