SACRA MUSIC

SACRA MUSIC: アニメソングを彩る音楽レーベル

SACRA MUSIC（サクラミュージック）は、Sony Music Labels内のレコードレーベルで、アニメソングを専門にするアーティストが所属しています。このレーベルは、国内外で活躍するアーティストを中心に、幅広い音楽の場を提供し、2017年4月1日に公式に発足しました。この発足に先立ち、レーベルの設立が同年1月6日に発表されました。

レーベルの背景と発足

SACRA MUSICは、ソニー・ミュージックグループの各レーベルに在籍していたアーティストたちが、アニメタイアップのヒット実績をもって移籍した形でスタートしました。発足当初から、国内外でのライブ活動やイベントに力を入れ、アーティストの成長と市場拡大を目指しています。

設立後、2017年5月にはアニメソングをフィーチャーした音楽フェス「MUSIC THEATER 2017」が開催され、SACRA MUSICの所属アーティストも出演し、その名を広めました。また、ミュージックレインが手掛けていたアニメ主題歌集の発売も本レーベルが担当することとなりました。

主な活動とリリース

レーベルの初作品としてKalafinaのシングル「into the world/メルヒェン」が4月5日にリリースされ、また同年6月7日には新人アーティスト斉藤壮馬がデビューを果たしました。2018年には、中国の動画共有サイトbilibiliで生配信番組「SACRA STATION」をスタートさせるなど、新たな挑戦も行っています。

さらに、LiSAのベストアルバムがオリコン週間チャートで1位と2位を独占する快挙も達成し、これによりSACRA MUSIC所属アーティストの影響力が広まったことが証明されました。2019年には、発足1周年を記念してコンピレーションアルバム『MiX 〜面白いほどよくわかるノンストップSACRA MUSIC〜』がリリースされ、人気アーティストたちの楽曲が収められました。

海外展開と将来のビジョン

2018年9月には、中国テンセントとソニー・ミュージックが提携を結び、中国でのコンテンツ配信を行うことを決定しました。これにより、SACRA MUSICは初めて中国における包括的なコンテンツ配信を実施することになり、中国市場への進出を強化しています。また、2023年8月には、ドイツ・ケルンのゲームショー『gamescom 2023』にて「SACRA GAME MUSIC」という新たなゲーム音楽レーベルの設立も発表され、音楽の幅を拡げる展望を示しています。

アーティストとイベント

SACRA MUSICには、数多くのアーティストが在籍しており、これらのアーティストが映画やテレビドラマなどの主題歌を担当する際には、「SACRA MUSIC」名義で表記されています。アニメの主題歌やイベント、コラボレーションが展開され、アーティストたちの独自性と多様性を確保しています。

このように、SACRA MUSICは音楽だけでなく、アニメ文化全体を支える重要な存在となっており、所属アーティストと共に、今後の発展に期待が高まっています。

もう一度検索