SALT&SUGAR

SALT & SUGARについて

SALT & SUGARは、日本の音楽ユニットで、1996年5月に佐藤竹善と塩谷哲の二人によって結成されました。彼らのユニット名は、それぞれの名前からインスパイアを受けており、佐藤竹善の「竹」を「シュガー」に、塩谷哲の「粗塩」を「ソルト」に置き換えています。このユニットは、過去に存在した山本コウタローのソルティー・シュガーに似ていることでも注目されています。

活動のスタート

SALT & SUGARは、チック・コリアとボビー・マクファーリンの名演奏「SPAIN」に感化されて活動を始めました。彼らの音楽スタイルは、ジャズからポップスに至るまで非常に幅広く、レコーディングでは緻密で力強いパフォーマンスを見せる一方、ライヴでは二人の即興演奏が中心のスタイルを展開しています。塩谷哲はジャズやクラシック、ラテン音楽を基にした音楽を得意とし、佐藤竹善はロックやAOR、R&B、ポップスの要素を含んでいます。これらは見事に調和し、彼らの音楽を豊かにしています。

初期の活動

SALT & SUGARは1996年の5月に全国9カ所でライブを行うことで活動をスタートし、その後11月には1stシングル「DIARY」、12月には1stアルバム「Concerts」をリリースしました。以降、彼らは毎年年末に塩谷哲が「SALTISH NIGHT」を、5月には佐藤竹善が「CROSS YOUR FINGERS」を主催しており、これが現在の主要な活動の一環となっています。

ディスコグラフィーと近年の活動

SALT & SUGARは多くのトリビュート作品を手がけており、特にディズニートリビュート、小田和正や鈴木雅之のトリビュートなども有名です。2009年8月19日には、13年ぶりとなる2ndアルバム「Interactive」と「CONCERTS Ⅱ」を同時にリリースしました。さらに、同年9月には全国ツアーも行い、ファンを喜ばせました。先行配信されたシングル「ALL I WANNA DO」は、大手の携帯サイトでジャズ/クラシックのヒットチャートで初登場1位を記録しました。

ライブパフォーマンス

近年のライブでは、美空ひばりの楽曲から、チック・コリアの「Spain」まで、非常に多様なジャンルをカバーしています。彼らのユニットの性質から、おそらく固い印象を持たれがちですが、実際のパフォーマンスはかなり和やかで心温まるものであり、本人たちは「ピアノ漫談」と表現しています。

主なライブの歴史

これまでの主なライブには、2005年の「情熱大陸 SPECIAL LIVE SUMMER TIME BONANZA'05」や2010年の「Saltish Night Vol.XIV」、さらには2015年の「SALT&SUGAR Live 'Premium 4'」などがあります。また、近年では名古屋での特別ライブも含まれており、アニバーサリーイベントなども盛況裏に行われています。

SALT & SUGARは、今後もその音楽スタイルを貫きながら、新たな音楽的挑戦を続けていくことでしょう。

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